Laputaで一番好き。ダークなビジュアル系が到達し得る1つの完成形・理想形と言っても良い作品ではないでしょうか。重く硬質で攻撃的な音像、激しいシャウトを見せつつメロディアスに突き抜けるボーカル、暗く病的で閉塞感・絶望に満ちた詩世界。アルバム全体を通してぼんやり一つの物語・世界が見えてくるのも素晴らしい。
「ALKALOID」は重く激しく圧倒的な迫力。怒涛のごとく押し寄せる。シャウトもキレてる。名曲!「LOWSPIRITED」は幻覚的で閉塞感に満ち、病んでいる。akiさんの歌声が天を刺し貫く。「MONOCHROME」はギターも歌も夕日が沈んでいくような哀愁をたたえて疾走、涙があふれだしそうなメロディ。「REINCARNATION MORNING」はゆったりしてムーディー。サビだけは希望・救済がちらつくが、絶望の底へ突き落とすようなオチが待ってる。すさまじい落差。明るい演奏がかえって虚しい。「MOVE ON DARKNESS」でついに彼は壊れる。鈍く沈み込む音像。幼児のような詩がかえって不気味。あっちの世界へ行ってしまう。アア、マブシイ…。「B.C.」は重く、殴りつけるような演奏。血の滲むイカレたシャウト。でも、メロディアスさも忘れない。走馬燈の明りを吹き消してあげる。「MARK MARS」は前曲の激しさが更に暴走。外に向かうのでなく自らを傷付け自爆するような激しさのシャウトが悲痛。サビはメロディアス。お前が記した喜びが憎い、吊るした愛情バラバラ…。「OVER MIND」は暗く閉ざされた部屋。空への憧れ。どこかエロティック。「EVE」は切なく切れ味のある名曲。「STAY」は駆け抜ける。Bメロが鮮烈。「FREESIA」は陰鬱、うなだれるような暗さ、虚脱感…そしてそこから飛び出す激しい嘆きに圧倒される。バラードの傑作!