日曜日の毎日新聞に2年間にわたって連載されていたものというのを、読み終わって知りました。こうしてまとめて本で読むのもいいけれど、日曜日の遅い朝に、ゆっくりお茶を飲みながら週に1回、1章ずつ読むのもステキだったな・・と思わせる素晴らしいエッセイでした。よくある絵本案内とは違います。1冊のおすすめ絵本=チキンの骨、そしてその骨のまわりに、絵本にまつわる話だけではなく、幼い頃の思い出、現在介護中のおかあさんの話、大好きな植物の話、ちょっとした日常のエピソードなどが、ぎっしりと、なんとも美味しい味付けの、まるでチキンのような印象です。週に1回、噛みしめる贅沢が出来なかった私は、風邪で2日間ベッドの中で読むという心地よさを味わいました。ケストナー的処方箋で、『最近笑ってないなと気づいたら』『つれあいに腹が立ったら』など、気になる章から読むのもいいでしょう。元気な時より、ちょっとくたびれたかも?という夜に少しずつ読んでみて下さい。翌朝は青空、間違いなしですよ。