わが子もちょうど嘘つきになり手を焼いたころに購入して読ませました。
子供が嘘をつきだす小学2、3年生ごろが最も適しているかと思います。
もう、親の目も届かず、説教も届きません。
しかし血を流す罪人を見てショックを受ける感受性はまだ豊かに持っています。
効果はてき面すぎるほどで、泣きそうな顔をして、それでも目を離すこともできず、食い入るように
見入っていました。
遊びに来た友達にまで見せていました。友達も「私、もう他の子をいじめるのやめる」と言っていました。
この本を読んでわかりました。なぜ地獄がここまで言い伝えられてきたかを。
地獄とは自律の心を象徴するものであり、自分と良心をつなぎとめるためのものなのでしょう。
嘘をつく悪い我が子を懲らしめるために読ませたのではありません。
いつまでもそばにいて、一挙一動を指示してやれるわけではない親として、
嘘をつくほど自立心をもった我が子の成長を祝い、この本を与えました。
自立心を持ったその時期に、自律の心を持たせるのが地獄であり閻魔様だからです。
人は心に閻魔様のような「お前はこんな過ちをした」と責める厳しい心と、
お地蔵さまのような「でも、お前はこんな良いこともした」と認めてくれる慈悲の心を併せ持ち生きていかなければならないのです。
そこへ行ってはいけないよと、いつも語りかけてくる、厳しくも優しい存在が心の中にいないといけないのです。
わが子もこの本は本当に大切にしていて「勝手に捨てないでね」と
念押しされています。
無論私も罰が当たりそうで、捨てるに捨てられませんが・・・。
エンマ様は自律の心となり、しっかりとわが子を見張ってくれているようです。