“ああ、次が出たんだ!”と、数ヶ月前、この本を手にしたときには
思いもよらなかった心境で、今わたしはレシピを見直しています。
著者の東條さんのコンセプトとは違っていても、わたしにはこの本は
また、特別な思いで迫るものがあるのです。
胃の大部分を切除して、まだ1ヵ月弱。
絵本に登場するスープのレシピが、わたしの食事のなかで
読んでも、作っても楽しいメニューとして結構活躍しています。
胃がほとんどないのだから、汁気のあるものでおなかを満たしてしまわない
ほうがいいという考え方もあるのですが、食べたい(飲みたい)ものを
よく噛んで食べなさいという主治医のことばを信じて、
わたしは、スープも好きに食しています。
スープは一皿で滋養のあるお料理として、家族もわたしも同じ調理でよく
便利なメニューでもあるから。
35冊の絵本。子どもたちが好きだった本。子どもが大きくなってしまってから
わたし一人で楽しんだ本。
『オオカミと石のスープ』、『フラニーとメラニー もりのスープやさん』、
『マンヒのいえ』があったのが嬉しかったです。
それらの本を手にしたときのことが脳裏をよぎります。
そして、こうして繋がった命のあることに感謝します。