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統計学を拓いた異才たち(日経ビジネス人文庫)
 
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統計学を拓いた異才たち(日経ビジネス人文庫) [文庫]

デイヴィッド・サルツブルグ , 竹内惠行、熊谷悦生
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,200 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

単なる経験則から確率論などを取り入れ「科学」へと進化した統計学の一世紀にわたるエピソードをまとめたおもしろ科学読み物。百年に一度の大洪水の確率、ドイツ軍の暗号を解読した天才、など興味深い29話を収録。

内容(「BOOK」データベースより)

ギネスビールの社員が開発した酵母の増殖数の驚くべき検定法、死に至る“最適”な毒の量、ドイツ軍の暗号を解読した天才―。数と確率にまつわる29の統計学史上のエピソードを物語風に綴った、肩の凝らないサイエンス読み物。

登録情報

  • 文庫: 512ページ
  • 出版社: 日本経済新聞出版社 (2010/4/2)
  • ISBN-10: 453219539X
  • ISBN-13: 978-4532195397
  • 発売日: 2010/4/2
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
統計学なんてまともに勉強したこともなかったのですが、
タイトルにひかれて読んでみました。

20世紀の100年間を中心に活躍した統計学者の列伝的な本です。
統計学を少しだけかじったことのある自分にも馴染みのある、
「スチューデント」が何者だったのかとか、読み物として面白いです。

数式こそ出てきませんが、統計的な理論、考え方に言及している箇所があり、
若干難解に感じるかもしれません。
そんな箇所を読み飛ばしながらでも、十分に知的な刺激を得られる一冊です。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By vatmideo トップ500レビュアー
形式:文庫
今から20年以上前に、日科技連の医薬品に関する統計の研修を1週間受けたことがあります。なかなかハードな内容でした。PC-9801を使って、Basicでプログラムを組んだりしていました。Fischerの直接確率など次元が上がるとお手上げで、もっぱらχ2乗検定を用いていました。
今では自分で検定したりすることはありませんが、当時の経験が論文などを読む時に「これは変」ということがわかったりします。
本書は統計学の様々なエピソードを数式なしに紹介してくれます。その背景がわかることで、「だからこの場合にはこの検定を用いるのだ」という理解にもなります。最近みかけるようになった「ITT(intent to treat)」という概念もすんなり飲み込めました。

数学と現実を結びつける最初の事例が紅茶婦人というのも印象的です(訳者は状況が違うかもとしていますが)。
以前、会社で新入社員研修をしていたとき、「5%の有意水準」を理解させる時には、「私は抛り上げたコインの裏表を自在に操れる」という仮説を示し、何回連続して表を出せば信じるかという方法を用いていました。
いずれにしても、一寸統計をかじった人間にはとても面白く読めました。
このレビューは参考になりましたか?
By 2-much
形式:文庫|Amazonが確認した購入
本書は理学書ではなく一般向けの書籍で、数式の類は一切登場しない。
その代わりに人物の事績や挿話に焦点を当てることで、
「統計学とは一体何であるのか」という問いに対する著者の回答を示そうとしているように感じた。

もちろん、本書を一読した程度で全貌を把握できるほど、統計学は浅い学問ではない。
本当に理解するためには本書だけでは足りず、やはり数式に当たらなければならない。

それでも本書には数式からは見えない重要な知見が散りばめられている。

たとえばそれは“多くの統計学者たちが立ち向かい明らかにしようとしたのは世界の成り立ちである”ということかもしれない。

ピアソンとフィッシャーの対立はある意味で主義の違いによるもので、
統計学が一種の思想であり哲学であり、あるいは言葉が過ぎるかもしれないが信仰であることが窺える。

統計学は限られた観測値から“真実”を知るための武器であり、今や使わずには実験の分析を行うことができない。
そして有用すぎるために、現代の私は先達が様々な思索と議論の末に得た成果を、既に保証されたものとして使っている。
背景にある思想と意味を知らないまま、その能力と限界を把握しないまま、単に依存しているとも言える。

使う側としても統計学の根幹をなす思想は知っておくべきで、本書はその手掛かりとして稀有な一冊だと思う。
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