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統計学を拓いた異才たち―経験則から科学へ進展した一世紀
 
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統計学を拓いた異才たち―経験則から科学へ進展した一世紀 [単行本]

デイヴィッド サルツブルグ , David S. Salsburg , 竹内 惠行 , 熊谷 悦生
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,310 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

確率論や数理的手法の導入により、20世紀の統計学は曖昧な経験則から信頼性の高い科学へと進化した。今日まで華々しく展開される巨匠たちの知恵比べを人間味あふれるエピソードとともに綴るおもしろ科学物語。

内容(「BOOK」データベースより)

百年に一度の大洪水が起きる確率は?喫煙とがんの因果関係は?ピアソン、フィッシャーの二大巨頭を中心に華々しく繰り広げられる才人たちの知恵比べを、多くのエピソードとともに綴るおもしろ統計学史。

登録情報

  • 単行本: 437ページ
  • 出版社: 日本経済新聞社 (2006/03)
  • ISBN-10: 4532351944
  • ISBN-13: 978-4532351946
  • 発売日: 2006/03
  • 商品の寸法: 18.8 x 13 x 3.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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22 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 この本は近代統計学の流れを分かりやすく示してくれる.数式はひとつも出てこないが、統計学をまったく知らないと興味は少し減るかもしれない.しかし、それでも統計学が社会にかかわり、影響を与えた歴史がわかるので、統計学アレルギーの人にもおすすめと思う.全29章の間にピアソンとフィッシャーから始まり、ブリス、ベイズ、ネイマン、ゴセット、コルモゴロフ、デミング、スネデカー、テューキー、コックス、など多数の著名な統計学者が登場する.全29章のうち第1章から19章くらいまでがとくに面白い.フィッシャーはピアソンの冷遇と圧力から逃れるためにロザムステッド農業試験場に就職させたが、これが彼に人生最良の時を与え実験計画法が生まれた.ネイマンは憧れのルベーグに会ったとき冷たくあしらわれ、これを反面教師として学生にとても親切になったという.インドの富裕な学者マハラノビスは自分の土地にインド統計研究所を建て、そこから世界の統計学者ラオが育った.数学、物理学、生物学、哲学に偉大な足跡を残したソ連の天才コルモゴロフは、ローマ教皇史に詳しく、講義でプーシキンの詩をそらんじた.などなどエピソードが豊富に紹介されている.こういう話を交えてもらえたら、統計学の講義ももう少し身近になったかもしれない.
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35 人中、30人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
統計学の歴史とその中の人間模様を描いた本.統計学者の手によるものでその筋ではかなり有名な本らしい.統計の初心者向けの本はいろいろあるが,その背後の考え方について解説されたものはそれほど多くはないと思われる.特にフィッシャー=ネイマンの論争は初学者には今ひとつよくわからない部分である.本書はこの辺の裏の事情がよくわかる.

私自身は進化学や集団遺伝学から統計に興味を持っているので心情的にはフィッシャーびいきなのだが,本書は個人的なつながりもありネイマンシンパのようである.確かに何とかより応用範囲を広げようとするネイマンの努力に対しフィッシャーはややかたくなになりすぎている部分も見えるが,しかし真実にはフィッシャーが近いのではないかという気分も抜けきれない.結局一回限りの確率とは何か,そしてそれが人の進化的な認知制約から概念把握が難しい部分をどう説明しようとするのかが論争の本質かなあというのが素朴な感想である.いずれにせよ描かれている人間模様は劇的で飽きさせない.ネイマンがフランス語で講演し,聴衆にフィッシャーがいるので厳しいつっこみを覚悟したが,フランス語のできないフィッシャーはつっこめなかったというような逸話も満載である.

また歴史的な発展が概観できるもの本書の醍醐味の一つ.統計がダーウィンによる生物学から勃興し,実験計画から小標本,正規分布統計が精密化し,そこから工程管理,経済統計がわかれていった様子,コンピュータの発達とともに統計学の変化していく様子が描かれている.

全般的には特に統計学勃興から第二次大戦前の部分は大変面白い.それに対して戦後の部分は,一つには統計学が発達して専門的に分化していったこと,そして存命の著者の個人的な知り合いが多く登場することにより批判的な著述が無く,やや散漫でちょっと残念である.
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21 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
今につながる数理統計学の流れを、それらを拓いた学者を前面に出して紹介する好著。時代としては主に19世紀末からほぼ100年余なので身近な題材が多い。なぜ、この手の本が今まで無かったのか、不思議なほどに、あって然るべき本。

現代統計学を築くフィッシャーの話題から始まって、分布の話、ステューデントのt検定、実験計画法の完成、ベイズ理論、確率過程、探索的データ解析、統計的品質管理、医療の解析等々、現代統計の主要な流れを、それを築き発展を担った学者のエピソードをふんだんに紹介しながら数式なしでたどって行く。フィッシャーとピアソンの確執も興味深く読める。数理統計を実務の勉強として苦行してきた人は、この本を読むと、数理統計学にこんなにおもしろい側面があったのか、と改めてうれしくなるに違いない。

著者が、製薬会社という応用統計の現場で長く働いてきた学者だけに、フィッシャーの分散分析が農業の場から生まれたこと、その後も、医療や工場などで社会に役立つ学問として発展してきたとする立場は説得的で好もしく読める。しかし、流れの中でひとつ、多変量解析の流れがわずかしかおもてに現れないのはなぜだろう。
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数理統計学の歴史を面白く綴る工夫をした、良書
専門家以外にもわかつように数式をださずに展開している。それでも仮説検定とか、品質管理とかについて皆目知らないと内容の理解は望めないかもしれない。... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: 読書散歩
統計学が成り立つまでの歴史一覧
 余分なエピソードがずらずらと書かれており、結論は?と言われるとよくわからない内容ではありますが、読めば結構面白いです。... 続きを読む
投稿日: 16か月前 投稿者: 後生畏るべし
どっちつかずで煮えきらず
 原著の表題は、"The Lady Tasting Tea: How Statistics Revolutionized Science
in the... 続きを読む
投稿日: 2008/5/9 投稿者: しゅてんだる
未来を予測する科学の成り立ち
未来を予測する科学としての統計学。
難解な数式とグラフで苦労させられた学問ですが
その裏に隠された、実に人間臭いドラマの数々に... 続きを読む
投稿日: 2008/4/27 投稿者: I
最初と最後が面白かった
ピアソン&フィッシャーの話が面白かった。... 続きを読む
投稿日: 2008/4/10 投稿者: amazon_hk
人間味溢れる研究者たちの横顔
年号を覚えるだけの歴史の授業は退屈ですが,語りの才能のある先生であれば楽しく聴講できるはずです.この本はそういう本.... 続きを読む
投稿日: 2008/2/26 投稿者: mits
おもしろくない統計学がおもしろく
統計学の”人”の方に焦点をあてて解説があるので
とても楽しく読めました. 
統計自体にはあまり参考にできないとは思いますが,... 続きを読む
投稿日: 2007/8/30 投稿者: 親カッパ
翻訳が難点
内容に関しては他のレビュアーが書いてあるとおり,統計学教科書からは得られない,統計学における概念はいかにして作られたかというエピソードに満ちている.しかし翻訳が悪... 続きを読む
投稿日: 2007/4/16 投稿者: 読者
統計を身近なものと感じるために
現代社会においては、0か100かといった極端な思考は弊害の方が大きく、そもそも社会自体がそのようには設計されていない。礎となっているのはまさにリスクマネージメント... 続きを読む
投稿日: 2006/6/15 投稿者: 遊鬱
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