まず、sasの入門本という希少性で価値がある。
さらに、説明が非常に丁寧だ。統計ソフトを触ってはみたものの、中身がわからない用語の意味を、わかりやすく教えてくれる。
実際の式の計算はソフトがやってくれるが、その結果の数字はどういう意図なのかといった説明がわからず、そこを聞いても経験者はそこははしょってしか教えてくれなかったりする(しっかり説明できないのかもしれない。これは私のやっかみかもしれない。)。
統計の入門書にはsasを使う前提で書かれているものがなく、sasの入門本ではいきなりprocの説明などから始まったりしているものばかりで、私のように「統計の教育を受けたバックグラウンドがないが、sasを使える環境にあり、統計手法を用いた分析を強いられる環境」にいる人にはぴったりだ。対象読者は、それほど母数が多くないかもしれないが、確実にいると思う。そういう方にはぴったりの本だと思う。