サラリーマン生活を「楽しむ」為、サラリーマン社長(2009年7月時点でバンダイ
の社長)である著者の経験に基づくノウハウを全32項目にまとめた一冊。
書かれていることは類書とさほど変わりません。
・しかるより褒めよう。
・自分の性格はそう簡単に変わらないのだから、今の自分を受け入れよう。
・残業はしない。
・仕事は自分で考えよう。
・仕事は部下を信用して任せよう。
・他人立場になって考えよう。
・仕事以外でも趣味や興味を持とう。
・嫌な仕事でも楽しみを見つけよう。
・将来の自分を想像しよう(どうしたいのかを考えよう)。
・・・等々になります。自分で考えよう、と説くので(それに仕事への取り
組み方や、仕事そのものが著者と読者のそれは異なることも有る)経験論は
有っても、マニュアルの様な方法論はありません。
例として挙げたようなことを、著者のエピソードと絡めて述べているだけです。
なので読むだけなら1時間もあれば終わります(自己啓発ものにありがちなソフト
カバー&本文上下に隙間のある体裁=1p当たりの字数が少ない)。
とは言え、やはり功成り名を成した人のそれです。訴えてくる力というのは
類書より一段上にあると思います。さらに著者が仕事(とサラリーマンという
立場)を「楽しんでいる」ことが伝わってくるのも好感が持てます。
「20代の頃はがむしゃらに頑張った」としか書かれて無いのですが、実際は
相当の努力をされていると察します。そういう体験を踏まえた上での一冊。後は
読者がそれを受け入れ、実践するか否かです。見習うのなら天才ではなく、著者
の様な人に学ぶべきだと考えますので。
附:タイトルにもなっている言葉は杉浦幸昌(旧バンプレスト初代社長)氏に
著者が「自分も給料を上げて欲しい」と訴えた時に言われた言葉とのこと
(本書p10より)。