前巻はどちらかというと兄貴と扇兄弟のお話でしたが、今回は両者とも
1回も登場せず、神佑地狩りについての話が進展しています。
アクションに次ぐアクションで、なかなか読み応えがあると思います。
ついに神佑地狩りの犯人と思しき人物と良守が接触しました。
この犯人、帽子にマフラーに顔を隠していますが、わりと若いというか
良守と同年代に見えたのは私だけでしょうか?
今まで夜行とか、昔っぽい格好やちょっと俗世離れした格好をした異能者を
みていたせいかもしれませんが、リュックサックとかシャツにズボンとか、
わりと現代っぽい格好だったからそう感じたのかもしれませんが、
もし良守と同年代だとしたら、そんな彼がどうして神佑地を狩っているのか謎です。
彼も結界師なのでしょうか?
今回は良守らしさと良守の成長が同時に描かれています。
自分の軽率から時音に汚名をかぶせてしまった良守。閃に「もっと考えろ」
「まわりに相談しろ」「時音の力を信用しろ」などアドバイスを受けて成長が見られます。
そしてそれは時子の言いつけをきちんと守ったことからも読み取れます。
前までの彼ならわがままを言うばかりで、無茶ばかりしていたと思います。
そして「中心を定める」というアドバイスを受け、絶界や異界の穴を塞ぐといった
技術を磨いていきます。結界師は他のバトル漫画と違って、その能力が
バトル以外に向いているところが、わりと斬新なんではないでしょうか?
そして目立ったのが良守の甘さという名の優しさです。
病んだ土地神を学校から追い出すために奪った傘、血の涙を流しながら「カエセ」といわれ
素直に返してしまう良守。そしてその傘を緋田郷まで危険を冒して返しに行く良守。
自分の身を守るため完成させた絶界を相手の腕を思い止めてしまう良守。
結果いずれもその優しさが状況を悪化させてしまうため、まわりから甘いと言われるんでしょうけど、
この優しさはいくら成長しても無くさないでほしいと思います。