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タイトルは「結婚願望」とあり20代、30代の女性が共感するか、自らの愚かさに気づくか、独りよがりの考えに気づくか、とにかく著者は人間をよく観ていて、そこの感受性や考えも見抜いてるような文章が楽しい。私自身、自分の20代の時の考えが思い出され、また今とどう違うか気づき、面白かった。
第4章の「もう半分の人生」はまた面白く感銘を受けた。友達の作り方では、「友達も恋人も『作る』ものでなくて『できる』ものだと思う。」というところ。それについての記述も堅実で、自然でありのままの人生を受け止める気持ちが出てくるようだ。
山本文緒さんの文章は、本当にわかりやすい言葉で、読者の心をしっかりと掴み、惹きつける不思議な力があるようです。本書も「結婚願望」と結婚を軸に据えたテーマであるようですが、そこから人生をありのままに腰を据えて生きていこうとゆったりした気持ちになれる面白さもあり、興味深い真剣なエッセー集でした。
結婚をすると、幸せを手に入れるものだとばかり、思っていた。
この本を読んで、幸せを手に入れると同時に、幸せを失うことであると、
知った。
しかし、親が死んで、一人になったときに、
その孤独に耐えられるのだろうか。
そもそも人は、一人であり、結婚しても一人である。
それを知るには、十分すぎるほどの一冊でした。
結婚について、結婚とは何であろうか考えたい方には、
特におすすめです。
ただただ、片思いだったものの、(しかし心は熱かった)
そんなとき、この本に出会い、私は落ち着きました。
自らのうちなる結婚しても消えなかった「結婚願望」
を著者とともに客観的に見ることができたから
だと思っています。
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