正直言って、内容は薄いと思いました。特に、「結婚してはいけない13の女」は、初出が夕刊紙だけあって、読みやすいといえばそうですが、一冊の本にまとめるには中身が少々お粗末というかんじです(楽しく読めましたが)。
ですが、最近の結婚難については、とかく「男がふがいないのが悪い」という論調が主流ですが、この本はあくまでも男性の側に立った記述がよいと思います。そういう企画を立てた時点で、この本は読む価値があると思います。
類書に『「婚活」時代』(山田昌弘・白河桃子)があり、私も読みましたが、「婚活〜」ではいろいろと書かれてはいるものの、やはり「近頃の男はだらしない」という考えに貫かれています。私が思うに、「男女平等」というものの、なぜここまで男性がボロクソに言われるのか?が疑問でした。
今から考えると、普通の男性はそう簡単には「弱音を吐かない」ものです。むしろ、一般的に言って女性の愚痴を受け止める度量があると思います。いくら時代が男女平等とは言え、男が女の悪口を言うなど、男の風上にも置けないという考えがあると思うのです。
と、それをよいことに女性たちは「今の男はああだこうだ」と非難する、しかし男は反論しない、女性はますます声を上げる、・・この繰り返しで、「最近の女性は強くなった、それに比べて男性は・・」となるのではないでしょうか。
その意味では、結婚難について、男性女性双方の事情を知るには、この本はよいと思います。
ただ、この本だけでも偏りがあると思うので、上にあげた『「婚活」時代』とセットで読むとよいと思います。
というわけで、内容の評価は星2つなのですが、発想がよく、楽しめたので一つプラスして星3つです。