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結婚のアマチュア (文春文庫)
 
 

結婚のアマチュア (文春文庫) [文庫]

アン タイラー , Anne Tyler , 中野 恵津子
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

結婚30周年を祝うパーティが開かれた晩、「それなりに楽しい結婚生活だったわよね」と振り返るポリーンに、「地獄だった」と夫のマイケルはつぶやく。それはいつもの夫婦喧嘩のはずだったのだが―どこにでもいる夫婦の60年間を、円熟味あふれる筆致で巧みに描く。しみじみおかしくてほろ苦い“身につまされる”小説。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

タイラー,アン
1941年、ミネソタ州生れ。コロンビア大学大学院でロシア文学研究に専念したのち、図書館勤務をへて64年より小説を書きはじめる。89年に「ブリージング・レッスン」でピュリツァー賞受賞。「歳月のはしご」はタイム誌95年度フィクション・ベスト5のひとつに選ばれた。2004年に発表した『結婚のアマチュア』も、全米ベストセラー・リスト入りを果たしている

中野 恵津子
1944年、新潟市生れ。国際基督教大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 481ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2005/05)
  • ISBN-10: 4167661985
  • ISBN-13: 978-4167661984
  • 発売日: 2005/05
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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12 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
Kilapon 2005/10/23
By kilapon
形式:文庫
アン・タイラーは大好きな作家で、ほぼ全ての作品を読みました。
こちらはまずタイトルに引かれたことと、新作ということで購入しましたが、期待にたがわず素晴らしい作品でした。

アン・タイラーはいつもありふれた日常生活を丹念に描いていくのですが、ズン!と心臓に突き刺さるような瞬間を切り取るのがとてもうまい作家です。
そして持ち前のユーモアで、「人生っていろいろあるけど、やっぱり素晴らしい」的なところにもっていってくれます。

こちらの作品も、夫婦とは、家族とは、とアン・タイラーらしい題材です。
戦中から現代まで、一組のカップルが出会って家庭をつくり老いてゆくまでの時代が描かれています。
一章ごとに数年の時間が経ってゆくのですが、それぞれ別の家族の視点から描かれているのもおもしろい。
ひとつの出来事が別の角度から語られると、全く異なる様相を呈し、家族の歴史に深みを加えてゆきます。

アメリカの移りゆく時代背景が、それぞれの家族の生き方・考え方にも反映されている点も興味深いものでした。

とは言っても、決して大袈裟な大河ドラマばりの展開ではなく、登場人物は好感が持て、感情移入もしやすい人たちばかり。
読んでいて思わず吹き出してしまったり、号泣してしまったり・・・決して人前では読めません。
どんどん先を読み進めたくなるのに、読み終えるのがもったいなく感じられる一冊。

様々なことを考えさせてくれる一冊でした。

このレビューは参考になりましたか?
9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 この小説の冒頭はパールハーバーの日に始まり、世界貿易センターのテロを迎えて終わる。

 その中で、二人の男女の出会い、結婚、出産、子どものへ失望、

結婚相手のへ失望、別れ、再婚、それから、それから、というように、

いいことも悪いことも、ゆるゆると時が流れる中で起こっては、消えてゆく。

 決して幸せとはいえない家族の、ほろ苦い歴史が克明に描かれている。

 ドラマチックとまで呼べない登場人物の人生のなかに、時折、凄みのある人生の軌跡を見ることができる。
このレビューは参考になりましたか?
7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
うーん、やっぱりアン・タイラーはいいな。「アン・タイラーに全部」、って、なんのこっちゃ?

自分とは違うけど同じようなところもある人の、自分のとは違うけど自分にも起こりうる人生の、日常的なあれこれ。こまかいこまかい。女性的だな、と思う。ちょっと嘉門達夫流の、人間観察系お笑いに通じるところがあるかも。

だからなんだといわれても困ります。起承転結も、でっかい山場も、最後のどんでん返しもないけれど、読んでいて面白い。どこまでも日常生活。そりゃ、いくつか事件はあるけど、そういうのも、みんな人生という本の1ページに過ぎないんだよね。遠くから見ればどれも同じ紙でできたただのページで、ほかのページとかわりない。そういう事件がきっかけで人生がすっかり変わっちゃったとしても、変わっちゃったそこにあるのもやはり日常生活なんだから。

やっぱりいいですわ。と、また別のアン・タイラーを読みたくなっている私でした。
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