自立する女性を描いた70年代後半の一連の“女性映画”で、その最高峰と言われるのが本作。驚くべきことに30年を経て漸く、日本では初ソフト化となります。約2年前に米国ではFOXからポール・マザースキー監督の一連の傑作群(「ハリーとトント」「グリニッチ・ビレッジの青春」)として一斉DVD化されており、本マスターはその際のものと思われます。ちなみに米国盤はビスタのスクイーズでタイトルバック以外は比較的丁寧なテレシネ、音響はドルビーサラウンド化されています。役者でもあるマザースキーの資質なのでしょう、本来なら深刻な家庭崩壊の内容なのに、見終わると異性であってもなぜか元気が出てしまう不思議な力を持つ映画です。ビル・コンティ作曲のテーマ曲も秀逸。惜しむらくは値段の高さ。米国発売からだいぶ経っているだから版権料は安いはず。もっと安くしていいのじゃないか。打蛇足ですが「グリニッチ」の国内発売も強く望みます。