Would you like to see this page in English? Click here.

この商品をお持ちですか? マーケットプレイスに出品する
経済論戦は甦る (日経ビジネス人文庫)
 
イメージを拡大
 

経済論戦は甦る (日経ビジネス人文庫) [文庫]

竹森 俊平
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)

出品者からお求めいただけます。



キャンペーンおよび追加情報



商品の説明

日経BP企画

経済論争の正しい愉しみ方
「今日の日本の経済学者は、1930年代の大恐慌の時と同じくらい、経済学の進路にとって重要な状況に立たされている」。著者である竹森俊平・慶応義塾大学経済学部教授は、構造改革の是非に揺れ動く我が国にあって、マクロ経済学的視点に基づく意思決定こそが国の命運を左右すると論じる。

とはいえ、理論と現実の狭間で意見を180度転換させる経済学者に対しては風当たりも強い。大恐慌の際、「財政金融政策を講じなければ経済は『デフレ・スパイラル』に陥って崩壊する」と説いたのは米国の経済学者アービング・フィッシャーであった。一方、世に言う「フィッシャー効果」とは「インフレ対策が無効になる可能性を示唆したもの」である。著者はこれを「矛盾」とは解さず、常に新たな難問に対峙する経済学者の宿命であり、真摯な姿勢であると位置づける。

フィッシャー理論の対極には、オーストリアの経済学者シュンペーターが説いた「創造的破壊」、すなわち不況の破壊力で企業、雇用、資産の非効率なものを一掃してしまえという「清算主義」がある。著者は、小泉純一郎内閣による構造改革の思想をそれに重ね合わせることで、マクロ経済の視点から改革の落とし穴を検証し日本経済の行く末に警鐘を鳴らす。


(日経ビジネス2002/11/11Copyright©2001日経BP企画..Allrightsreserved.)
--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

出版社/著者からの内容紹介

日本経済の低迷からの脱出策をめぐって、百家争鳴・甲論乙駁の論争が行われている。本書は、まるで小説を読むように、楽しみながら経済論争の論点を学べる。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 361ページ
  • 出版社: 日本経済新聞出版社 (2007/02)
  • ISBN-10: 4532193826
  • ISBN-13: 978-4532193829
  • 発売日: 2007/02
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 114,707位 (本のベストセラーを見る)
  •  カタログ情報、または画像について報告

  • 目次を見る

この商品を見た後に買っているのは?


類似した商品から提示されたタグ

 (詳細)
関連タグ(この商品に近い関連キーワード)を追加する++最初のタグになります
 

 

カスタマーレビュー

最も参考になったカスタマーレビュー
23 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
これは本当に面白い!私は単行本では読んでいないが、よくぞ文庫版で出してくれたと感謝したいです。本書を読んで一番感じること、それは経済は理論だけではだめだし、実証だけでもだめで、理論と実証があわさって始めてより真実に近づくということだ。本書では一貫してシュンペーターの「創造的破壊」論とフィッシャーの「デット・デフレーション」理論の対立が描かれ、小泉政権下の日本の状況を取り巻く経済論戦は基本的にこの2つの対立軸に帰依するとして解説されている。本書の素晴らしいところは理論の解説だけでなく、多くの経済学者(バーナンキなど)による実証分析の結果も踏まえてどうやらフィッシャーに軍配が上がっているということを明示しているところである。確かに創造的破壊論者の野口悠紀雄などはもっともらしい理論は言うがデータや実証分析の裏づけがない。いわんや本書でも解説されている情報の非対称性から生まれる逆選択やシグナリング、また最新の論文などについてもフォローしているか怪しいものだ。またジャーナリストやエセエコノミストたちが変な比喩表現を並べて「エセ経済理論」を振り回しているのにも警鐘を鳴らしている。本書を読んで本当に経済学は面白いと実感した。経済に関心のある人は必読本ですね。
このレビューは参考になりましたか?
17 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 4年と少し前,まっとうな経済学の知識と読み易さを兼ね備えた読み物に飢えた人々からは随喜の涙をもって迎えられた名作が,お求め易くなって帰ってきました.
 再読の結果,「レモン市場」など基礎的知識から説き起こしている点にあらためて「まっとうさ」を実感.「読み易さ」については,二人の学者のエピソードがふんだんに盛り込まれていたり,タイタニックや「罪と罰」などから周知の場面を抜き出しそこから自説展開するところなどでご実感いただけるでしょう.特に後者の引用は,「デフレ処理」や「不良債権対策」を論理的に考えるにあたって絶好のモデルを提供しているといえ,単なる修辞だけで片付けられないと思います.
 未読の方は単行本の方もご参考いただき,是非ご購読の踏ん切りを付けて下さい.
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
2001年4月に小泉内閣が誕生し、「構造改革」がスタートした。現在でもこの改革の当否については議論がある。構造改革を優先するべきなのか、足元の景気回復を優先するべきなのか。2002年に竹森俊平は本書を著して、明確に小泉路線を批判した。そのやり方がふるっていて、要は、シュンペーター(「創造的破壊」「清算主義」の人)とフィッシャー(「デット・デフレーション理論」の人)のあいだで過去そういった議論が交わされており、決着がついている、という主張をしている。歴史的に見れば、金融緩和を不況の処方箋とするフィッシャーが生き残り、シュンペーターは旗色が悪い。

ひとことで言うと、「小泉さん今更シュンペーターかついで何言っちゃってるんですか」、ということ。筆致は冷静だがきわめて刺激的な一冊である。かっこいい。
このレビューは参考になりましたか?
最近のカスタマーレビュー
そろそろ本書の内容をまじめに考えないと、この国は危ないのではないか
2002年単行本刊・2007年文庫化の書籍であり、「文庫版へのあとがき」で2002年から2006年の振返りが行われている。最後の第4章を丸ごとあてた不良債権処理問... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: 無覚
経済学は深く人間を見つめる学問と思う
素人である僕が読む限り、小泉構造改革について書かれた本書は今こそ読まれるべきである、内容である。... 続きを読む
投稿日: 5か月前 投稿者: nanoris
小泉構造改革への批判書
元の単行本は2002年秋、小泉首相が「改革」を旗印に華々しく首相となってから1年半、「構造改革」の御旗のもと様々な政策が実行されつつあった時に発行された。続きを読む
投稿日: 2009/4/27 投稿者: しおぴー
論戦というより構造改革批判
この後、巧みなストーリーテリングで読ませる経済書を次々と著すことになる経済学者の第一弾と言える本である。テーマは構造改革批判であろうか。... 続きを読む
投稿日: 2009/3/5 投稿者: 道端
シュンペンターの口癖は「わがパパ、マルクス」だったそうだ
 歴史学徒にとって血沸き肉踊る珍しい経済書「経済論戦は甦る」が指摘する重大な事実は、シュンペンターの創造的破壊論は間違いであるということである。... 続きを読む
投稿日: 2007/6/10 投稿者: 東亜連盟戦史研究所
薄っぺらい構造改革論への警鐘
... 続きを読む
投稿日: 2004/8/18 投稿者: ジョンコ
確かに金融緩和の効果は現れつつあるように見える
いわゆる構造改革と金融緩和という流行の対立軸を語った本だったので軽い内容かと思って読み始めたが、簡潔にわかりやすい文章ながらもきちんと“経済学”を議論していると思... 続きを読む
投稿日: 2004/3/27 投稿者: タジマナ
インタゲと不良債権処理は同じ?不良債権処理派、構造改革派の人にこそ読んでほしい本
現実の経済政策の問題を、経済学の論理から理解したい人には是非お勧めの本である。自分の立場がどこにあるのか、そのロジックはどうなっ... 続きを読む
投稿日: 2004/1/5 投稿者: 捲土重来
創造的破壊は悪政だったのか…
シュンペンターや、彼の信奉者たちが盛んに主張している「創造的破壊」という考え方を、自分も無批判に受け入れてきたのだが、それが現実の経済では必ずしもワークしないとい... 続きを読む
投稿日: 2003/12/21 投稿者: amam5
経済学が面白くなる本
今の日本にとって、どのような経済政策が必要なのか?
この問題について、とても解り易くまとめられている。... 続きを読む
投稿日: 2003/3/6 投稿者: KAZU
カスタマーレビューの検索
この商品のカスタマーレビューだけを検索する

クチコミ

クチコミは、商品やカテゴリー、トピックについて他のお客様と語り合う場です。お買いものに役立つ情報交換ができます。
この商品のクチコミ一覧
内容・タイトル 返答 最新の投稿
まだクチコミはありません

複数のお客様との意見交換を通じて、お買い物にお役立てください。
新しいクチコミを作成する
タイトル:
最初の投稿:
サインインが必要です
 

クチコミを検索
すべてのクチコミを検索
   
関連するクチコミ一覧


リストマニア

リストを作成

関連商品を探す


同じキーワードの商品を探す






この本は、それぞれの上記のテーマに含まれています。

フィードバック