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経済学的に考える。
 
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経済学的に考える。 [単行本]

伊藤 元重
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

問題の本質を理解する、論理的思考のすすめ。デフレからゲーム理論まで。『日本経済新聞』好評連載中の「エコノミクスNOW」を単行本化。

内容(「MARC」データベースより)

経済学は専門家のものじゃない! うまく使えば現実の複雑な問題の数々を、誰もが明快に整理できる。分かりやすい解説が好評の著者が、デフレから構造改革までをウィットに富んだ筆致で解説。『日本経済新聞』連載をまとめる。

登録情報

  • 単行本: 254ページ
  • 出版社: 日本経済新聞社 (2003/09)
  • ISBN-10: 4532350603
  • ISBN-13: 978-4532350604
  • 発売日: 2003/09
  • 商品の寸法: 19 x 13.4 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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By カスタマー
形式:単行本
筆者が連載していたコラムに内容を追加したものであり、現在話題となっている経済問題について、どう捉えればよいか分かりやすく述べられている。
現在抱えている経済問題は、様々な要因が複雑に絡み合っているものが多く、新聞やニュースなどの限られた紙面、時間では理解できないことも多い。この本を読むことで、何故そうなるのかということについて理論的に理解できる。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By grimona
形式:単行本
本書は、日々のニュースで接する経済問題への一経済学者の見方を書いたものである。

一経済学者というのはもちろん、著者の伊藤元重氏だが、幅広い経済学者の見方を紹介しながら見解を述べており、一般向け読者を想定した文体なので読みやすい。

取り上げられる経済問題は、デフレ、財政問題、地域間格差、不良債権といった日本の経済問題から、ITバブル崩壊後のアメリカ経済、変動為替相場制、ユーロ圏と欧州経済、地域間貿易協定などだ。

2003年の本だが、本書にあるほとんどの経済問題は、今もって、解決していないばかりか、より複雑な問題になっている。

例えば、欧州経済。本書が出たときはユーロが流通しいて1年余りの時だった。その頃、著者が「ユーロはうまくいくか?」とイギリスの著名な経済学者に訪ねたときの答えが

「おそらく最初の五年から一〇年は大きな問題は出ないだろう。ただ、少し時間がたつと、共通通貨の抱えるいろいろな矛盾が出てくるはずだ。そのときが、ユーロという共通通貨の正念場であろう」

というものであり、まさしく、今の欧州経済の問題に当てはまる答えである。

本書では、伊藤氏はデフレ脱却に(いわゆるヘリコプターマネーを使って)インフレターゲティングをしきりに主張されているが、今はどう考えているのか知りたいと思った。

資金の需給でインフレが起きればそれはコントロール可能なものかもしれないが、2003年当時はGDP比140%の政府債務が200%の水準まで悪化した今では、ヘリコプターマネー=実質的な国債の日銀引き受けは通貨の信認を棄損し、結果、財政インフレが発生し長期金利が暴騰する事態にならないのだろうか?
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6 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By kaz0775
形式:単行本
本書は伊藤先生が日本経済新聞に連載した経済問題を経済学の眼で論じたコラムをまとめたものである。タイトルの軽やかさにも関わらず、中身は最先端の経済理論を駆使した密度が濃い。現代の日本経済の最大の問題であるデフレに関して、伊藤先生はプリンストン大学のクルーグマン教授の提言するインフレターゲティング(政策によって経済を目標とする指標のインフレに誘導する事)を支持する。デフレ経済政策に関しては政府や専門家の議論が白熱する難問であるが、伊藤先生は4つの点でインフレターゲティングを擁護する。
・インフレ目標を設定するだけではデフレ脱却はできないという意見に対しては、日銀の行ってきた国債の買いきりオペを目標とする物価上昇率になるまで継続する政策で可能。・インフレを起こすと激しいインフレを引き起こす恐れがあるという意見に対しては、インフレターゲティングの効果を認めている批判であるから、ターゲット目標値を定めれば、取るに足らないものとする。・インフレ予想は金利上昇のマイナス効果がある(フィッシャー効果)という意見に対しては、流動性の罠(金利と貨幣流通量の反比例の関数がゼロ金利状態でクリップされている)の現状では成立しないと考える。・無理にインフレに誘導するのではなく、デフレに対応できる経済構造への調整が望ましいという意見に対しては、現在の日本の政府と企業の抱える債務の実質価値がデフレがあがってしまうという爆弾を抱えていることの方が危険性が高いと考える。
 他にも産業の空洞化対策、地域経済の活性化、東南アジア地域経済協定の重要性などもテーマとして論じている。興味深かった経済学理論は「独占的競争」モデルであった。
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