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経済学をめぐる巨匠たち (Kei BOOKS)
 
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経済学をめぐる巨匠たち (Kei BOOKS) [単行本]

小室 直樹
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (24件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

小室直樹の経済思想史。小室節を楽しみながら、経済学の学説がすっと頭に入ってくる。これであなたも経済学通!

内容(「BOOK」データベースより)

学校では教えてくれない本当の「経済学」を読む。ロック、スミスから川島武宜まで。

登録情報

  • 単行本: 316ページ
  • 出版社: ダイヤモンド社 (2003/12/19)
  • ISBN-10: 4478210454
  • ISBN-13: 978-4478210451
  • 発売日: 2003/12/19
  • 商品の寸法: 19 x 13.4 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (24件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 102,173位 (本のベストセラーを見る)
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32 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 小室直樹の本を読むときには襟を正す。彼の著作を初めて読んだ頃は、独特の紋切り型の文章に対する抵抗が強く、その凄さが胸に沁みてこなかったのだが、文体に慣れてくると内容の深さと広さが恐ろしいまでに伝わってくる。そうした凄さに敬意を表し、今、私は背筋を伸ばして小室直樹の本を開く。
 本書は、ホッブズ、ジョン・ロックから始まり、アダム・スミス、リカード、マルクスを経て、ケインズ、サムエルソンまで、経済学の巨人たちの基本思想と学説のエッセンスを、実に見事に解説した大著である。300ページほどの本を大著と呼ぶのは、その中に詰め込まれた濃密で的確な内容の所以である。
 経済学の父と呼ばれ「レッセフェール(自由放任)」を唱えたアダム・スミス、その思想に理論的な礎を与えたリカードなどの古典派には「失業」という概念はなかった。放っておけば失業状態は終息すると考えられていたが、世界恐慌はそれが誤りであることを示した。彼らを中心とする古典派理論に本質的な批判をなしえたのは、マルクスとケインズだけだったと著者は言う。
 アダム・スミス対ケインズという軸にマルクスを絡ませ、さらには、マックス・ウェーバー、サムエルソン、森嶋通夫などを配し、古今の経済理論の大枠を切れ味鋭く提示したのが本書である。小室直樹の卓越した力量に改めて唸らざるを得ない。
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
世に経済学、経済学史の書はごまんとあるが、どれも、もう一つ分かり難い。専門書は言うまでもなく、入門書であろうと、マルクス、ケインズ、シュンペーターらの経済学のポイントを理解するのは容易でない。これらの悩みを一掃してくれるのが、『経済学をめぐる巨匠たち――経済思想ゼミナール』(小室直樹著、ダイヤモンド社。出版元品切れだが、amazonで入手可能)である。

経済学を生んだホッブズ、ロック、経済学の父と言われるアダム・スミス、「最大多数の最大幸福」を唱えたベンサム、最高の理論家・リカード、「資本主義が行き詰まった後には革命が起こる」と、資本主義から社会主義への移行を予言したマルクス、経済学を科学にしたワルラス、資本主義の精神を追究したヴェーバー、資本主義の「イノヴェーション(革新)」を主張したシュンペーター、マクロ経済学を打ち立てたケインズ、経済分析ツールを見出したヒックス、ケインズ経済学の最高の解説者・サミュエルソンのほかに、4人の日本人――高田保馬、大塚久雄、川島武宜、森嶋通夫――も取り上げられている。

著者は、カール・マルクスについて、「マルクスは歴史を動かした。マルクスが記した言葉と思想はロシア革命の原動力となり、その波は隣国の中国をも呑み込んだ。優れた業績を刻み、経済学の発展に貢献してきた学者は数々いるが、現実の社会にこれほど大きな影響を与えた経済学者はマルクスをおいて他にはいない」と評価する一方で、マルクス経済学は、今や「無惨にも没落してしまった」と手厳しい。そして、なぜマルクス経済学は滅んだのかが分かり易く説明されている。

マルクスがロンドンで客死した1883年に、20世紀前半の偉大な経済学者、ジョン・メイナード・ケインズとヨーゼフ・アロイス・シュンペーターが生まれているが、このライヴァルの2人は生涯、親しく交わることがなかった。ケインズ経済学は、一言で言えば、不況を克服するには政府による財政・金融政策で有効需要の不足を解消すべきという短期の理論である。一方、シュンペーター経済学は、創造的破壊、イノヴェーションによって不況脱出を果たし、経済成長を実現しようという長期の理論である。

著者は、経済学の基本は、市場は徹底して自由放任にすべきと主張する古典派経済学(因みに、著者は「新古典派」という曖昧な用語は一切使用しないと宣言している)と、政府による有効需要創出の必要性を説くケインズ経済学であるが、両派の長年に亘る論争は、未だ決着を見ていないと述べている。古典派経済学の対抗者として、たった独りで画期的な新しい経済理論を打ち立てたケインズは凄いが、ケインズの理論は後代の経済学者、サミュエルソンらが数式を使って説明してくれるまで、経済学者たちにとっても高度で難解なものであった。

シュンペーターは、資本主義の発展にとって不可欠なものはイノヴェーションであり、これが絶えると自由市場は活力を失い、資本主義は衰退して、遂には滅亡する、と記している。このイノヴェーションの担い手は、旧きを破壊し、新しきを創造して、絶えず内部から経済構造を革命化する、すなわち、創造的破壊を行うことのできるアントレプレナー(企業家)だと言うのだ。

数学、経済学、政治学、心理学、社会学に通じている著者・小室の語り口は明快で、小気味よい。
このレビューは参考になりましたか?
7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
著者の代表作である「数学嫌いな人のための数学」があまりに面白かったため、購入。
相変わらず、この著者の本は勉強になる上面白い。

アダム・スミス、リカード、ケインズ、マルクスといった過去の偉大な経済学者達の理論を各学者毎に、理論の成り立ちや他の理論との関係、他の学派との関係などから紹介している。

著者の文章力によるところもあるのでしょうが、こうやって経済学史を見ると十分エンターテイメントとして楽しめてしまう。

そして経済学を学ぶのが格段に面白くなるし、何より理論の成り立ちの歴史や他の理論との関係を知ることにより、その理論への理解が格段に増す。

経済学を学んでいる人、学ぼうとしている人、特に経済学にあまり興味はないけど資格取得や大学でやむなくといった感じで学んでいる人には是非一読をお勧めしたい。経済学を学ぶことへのモチベーションが格段にアップすること請け合いです。
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最近のカスタマーレビュー
面白かった
一気に読通せた。
日本人人にもすばらしい経済学者がいることがわかった。... 続きを読む
投稿日: 2か月前 投稿者: umez
構成がちょっと・・・
文は確かにわかりやすくていいのですが、... 続きを読む
投稿日: 3か月前 投稿者: 13代目山田
経済学を理解するための最良の本
経済学は誤解し易い学問です。
この本と経済学の教科書を一冊併用して読めば経済学を概ね理解できると思います。... 続きを読む
投稿日: 17か月前 投稿者: 壺
国民啓蒙化、小室直樹
恥ずかしながら経済学というのが近代資本主義のみを研究した学問であることすら... 続きを読む
投稿日: 22か月前 投稿者: オキムラ良二
比較優位の波及効果
マルクスの労働価値説が「循環論であっても十分に説明になっている」と認められたのは、20世紀も暫く経ってからの事である。... 続きを読む
投稿日: 2009/6/11 投稿者: 沈思黙考
経済学を学びたい人へ
私は自然科学の分野の研究者で、経済に関してはまったくの素人です。
アメリカそしてヨーロッパと海外での生活を10年以上しているうちに... 続きを読む
投稿日: 2008/10/19 投稿者: Dr. Gonzo
経済学の歴史を一冊にまとめてくれた。
著者の本はこれは初めてです、作家のハイブロー武蔵氏が偉人のひとりに上げられていたのがきっかけで手に取りました、がいきなり大当たりでした。... 続きを読む
投稿日: 2008/8/28 投稿者: 月に捧ぐオアシス
ニワトリが先か?卵が先か?
... 続きを読む
投稿日: 2007/1/5 投稿者: ケンケン
経済の素人向け本with雑学
経済学の知識約ゼロの私が、

偉大なる小室先生の本に挑戦。

経済の専門本ではなく、... 続きを読む
投稿日: 2006/9/11 投稿者: カントク
経済学の潮流が俯瞰できる。
著者は「難解な概念を簡明に表現する」ことに非常に巧みで、そのため、経済学のほぼ素人にも腑に落ちるように経済学の潮流を説明している。... 続きを読む
投稿日: 2006/9/4 投稿者: コンタナトス
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