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経済危機のルーツ ―モノづくりはグーグルとウォール街に負けたのか
 
 

経済危機のルーツ ―モノづくりはグーグルとウォール街に負けたのか [単行本]

野口 悠紀雄
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,890 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介


経済学者・野口悠紀雄氏の日本経済論。1970年代以降の世界の構造変化を振り返ることで、

今日の日本経済停滞の原因を明らかにしていく。



この40年の変化のうち特に大きいのは、冷戦の終結、1990年代に起きたIT革命と金融革命、

中国の工業化だといえよう。それらを経て、世界経済は資本や人的資源がグローバルに移動

する時代を迎えた。



その中で日本は、IT革命・金融革命という変化に抵抗し、モノづくりにこだわり続けてきた。

日本は製造業が生み出したモノの輸出はしているが、カネとヒトのグローバルな移動という

観点からすると、未だに鎖国状態にある。40年間に起きた世界の構造変化に対応できていないのだ。



「2007年からの金融・経済危機は企業と産業の、そして国家の、壮大な選別過程だった。

アメリカは危機を通り抜けて強くなったように見える。日本がこれから探求すべきは、

脱工業化社会への道筋だ」と著者は強調している。

内容(「BOOK」データベースより)

日本経済停滞の真因は、80年代からの世界大転換にあった。未来を知るために歴史を振り返る。

登録情報

  • 単行本: 366ページ
  • 出版社: 東洋経済新報社 (2010/4/9)
  • ISBN-10: 4492395326
  • ISBN-13: 978-4492395325
  • 発売日: 2010/4/9
  • 商品の寸法: 19 x 13.8 x 3.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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22 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
経済週刊誌の連載ものを再編集した図書は
好まないが、本書は違う。2008年10月以降の
連載をまとめてはいるが、

1970年代以降の見事な世界経済/日本経済論になっている。
そのなかでの著者の問題意識は日本経済はこれからどう生き抜くのか
というものである。

個別の議論には違和感を覚える部分もあるが、
著者はあえて通説にチャレンジしているので論争的であることは
むしろプラスである。例えば、副題の「モノづくりはグーグルと
ウォール街に負けたのか」等々である。

本書を通読することによって、改めて経済の歴史を
学ぶ重要性を再認識できるので、経済学を学び始めたばかりの
学生にとっても最良の教科書となり得る。とにかく、1970年代
以降の経済を一本の筋で描き切った類書がないのだから
余計に本書の価値は高まる。

巻末で、「日本人は謙虚さと率直さを失った・・・とくに
重要なのは韓国に学ぶことである」という指摘がある。
海外への留学生数が日本人は激減し、韓国ではなお増えて
いる現状を憂い、教育投資=人材投資の重要性を訴えて
おられることには深い共感を覚えた。
このレビューは参考になりましたか?
21 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
1970年から現在にいたる世界と日本の経済史を俯瞰し、2010年の日本経済の停滞の原因を探る。1980年代のアメリカ・イギリスのように変革できなかったことが日本の停滞の起点と読めた。
また、日本の良いものを見直そう=モノづくりを見直そう、という流れ・風潮に対する著者の懸念も感じられた。
このレビューは参考になりましたか?
10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本|Amazonが確認した購入
景気、国際経済、政治の状況など、いずれも短期的な情報については、
さまざまなメディアから情報を日々入手することができますが、
もっと大きな視点で、おおきな歴史の動きの中でわれわれはどういう
位置にあるかという情報についてはなかなか触れる機会がありません。
メディアも企業ですから、”売れる”記事しか書かないし、報道しない
からです。
(記者の方に聞くと、”売れる”というのは、読者に共感を得られる記事
だそうです。あまりに景気のいい企業の記事はやっかみで読まれないし、
一方であまりに景気の悪い話もうれない、したがって、事実よりも平均水準
にもっとも近い視点で共感される記事が優先されるとのこと)

この本は経済の歴史上起こったことの分析結果を元に、日本がおかれて
いる状況と、これからなすべきことの方向性を与えてくれます。
著者のような学者は、一般人にはなかなか分析できないこうしたマクロな
視点で付加価値をつけるのだなあということを示すいい例だと思います。

タイトルにあるグーグルやIT戦略について詳しく触れている部分は少ない
ですが、専門の金融分野については非常に明確な主張があり、とても
参考になります。

”このままでは日本のものづくりが負けてしまう、
だから負けないようにもっとものづくりを”
というような近視眼的で、戦略性のないかけ声だけの主張に対する反論や、
リーマンショックでさらに強まった金融アレルギーに対する反論を、
国際分業や国家の発展プロセスという視点から解説しています。

日本の立ち位置を大きな視点で捉えるうえでとてもいい本だと思います。
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