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経済と文明 (ちくま学芸文庫)
 
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経済と文明 (ちくま学芸文庫) [文庫]

カール・ポランニ― , 栗本 慎一郎 , 端 信行
5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

経済史と経済人類学に認識の革命をもたらした巨人カール・ポランニー。彼の名声を不動のものにしたのが、遺著となった本書である。彼によれば、人類史において資本主義社会はむしろたいへん特殊な歴史的構造体であり、その病理と閉塞を乗り越えるためには、より根本的・普遍的社会である非市場社会の原理を摂取する必要があるという。本書では18世紀西アフリカのダホメ王国を舞台に、非市場社会の制度的運営とその原理を実証的に明らかにしている。彼の分析から示される非市場社会の文化と経済の原理は、現在の私たちの世界をどのように照らし出すのか。人類学の記念碑的名著。改訳版。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

ポランニー,カール
1886‐1964年。ハンガリーに生まれ、第2次大戦後は主にアメリカ合衆国で活躍した経済人類学者。いわゆる未開社会の経済から、近代の資本主義経済までを視野に収めた経済史を論じ、経済や交換に関する人類学的研究に大きな影響を与えた

栗本 慎一郎
東京農業大学教授、大学総合研究所顧問。経済人類学専攻

端 信行
京都橘女子大学教授、国立民族学博物館名誉教授。アフリカ民族学、比較文明学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 334ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2004/11/11)
  • ISBN-10: 4480088709
  • ISBN-13: 978-4480088703
  • 発売日: 2004/11/11
  • 商品の寸法: 14.6 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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16 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 白頭
形式:文庫
資本主義は決して歴史の必然から生じたものではなく、世界的に見れば欧州の
一部で生じた特殊な経済形態でしかない。本質的なのは「互酬」「再配分」ある
いは相互扶助的で安定した「交換」のメカニズムの方だ。
本書は言っているのはこれだけの事だ。これをダホメという国の扶助的な仕組み、
奴隷貿易でのイニシアチブを発揮した交換方法、子安貝という貨幣のあり方等の
分析を通して明らかにしてゆく。
翻訳者の一人、栗本慎一郎が巻頭解説で「言い訳」している様に
翻訳が悪いのか原文が悪文なのか極めて読みづらい。日本語として体裁をなしてな
い文章も多数散見される。
とはいえ、80年代当初、栗本効果でバタイユと共に一気にポピュラになったポラ
ンニー。ついに文庫出まで出るようになったかと感慨深い。兄弟マイケルの『暗黙
知の次元』も影響度という点では負けていない。凄い兄弟です。
このレビューは参考になりましたか?
25 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 本書はいわばポランニー理論(市場経済=商品交換よりも「再配分」「互酬」「家族経済」が人類史においては普遍的である)の実践編。18世紀にヨーロッパ社会と接触したダホメ王国がポランニー理論によって分析されており、ポランニー理解のためには重要ではある。ただし、読むならば、他の著作を読んでからにすべき。

 というのは、ひとつには遺著であって未完であること。もう一つには(というよりもこちらが主な理由だが)、訳文があまりにも拙劣で、内容の理解よりも訳文の解読に精力を奪われてしまうから。訳者たちはポランニーの悪文のせいにしているが、同じ文庫から先に出ている『経済の文明史』と比べればそれがただの「言い訳」にすぎないことは明らか。「てにをは」が明らかにおかしかったり、どう考えても意味が通じない文章が頻出し、訳者たちの日本語力を疑わせる。しかもこれが改訳版だというのだからあきれる。

 ということで、星は三つ。減点はもちろん訳文によるもの。

このレビューは参考になりましたか?
28 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:文庫
ポランニーの理論(再分配/互酬/交換、資本主義社会の歴史的特殊性など)を民族誌をまじえて書いたらどうなるのか、という本。

未完ゆえの問題(たとえば註が不十分)もあるが、それなりに面白く読めるだろう。ただし、原書ならば、だ。

あまりにも訳がひどすぎる。訳者たちの言い訳は当たらない。ポランニーの文章は、「訳しにくい」という点では悪文かもしれないが、英語を辞書を引きながらなら読めるという人にとっては決して悪文ではない。関係節が長かったり、二重三重に説が入り組んだ文はあるが、読みにくい文章ではないと思う。

確かにこの手の文章は訳しにくいのだが、それを勘案してもこの訳はひどい。この一言に尽きる。これにだすなら、原書の”Dahomey and the Slave Trade”もしくは『経済の文明史』を購入したほうがずっといい。少なくとも初めてポランニーを読む人、ざっとでいいから読んでみたい人にはオススメできない。

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