貨幣の正体,株の話,税金の話など10章のテーマを実に平明に説明している。たとえば貨幣では,佐藤氏が小学生時代に流行った牛乳瓶の蓋集めの話を持ち出し,価値と交換を説明。税金について竹中氏は「王様に税金の無駄遣いをさせないために,民主主義が発生した。よい税金の条件は簡素,公平,中立を守らねばならない」と語っている。また「競争力をつけるために日本では政府が補助し,米国では競争させる」とも指摘,終章では「貧富の差の拡大を抑える機能を持った競争」を提言している。
電通出身,「だんご3兄弟」のクリエーター・佐藤氏の手書きのイラスト,50項目弱の「竹中語録」,欄外の短い用語の説明などの,仕掛けも楽しく,経済状況と経済学とを見事にマッチさせた入門書である。 (ブックレビュー社)
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23 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
佐藤氏の質問力&イラストがいい!,
By Pomodoro (東京都江東区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 経済ってそういうことだったのか会議 (日経ビジネス人文庫) (文庫)
経済学の難解な予備知識などはまったく不要。働いてお金をもらった経験があれば、誰でも読む資格あり。お金、税金、労働などのテーマについて、佐藤氏、竹中氏が討論するのだが、例もわかりやすく、なによりほのぼのとした雰囲気が伝わってきて好感が持てる。なんといっても感心するのは、佐藤氏の質問の鋭さ。この突っ込みに苦笑しながらも懇切に回答する竹中氏の様子が伝わってくる。電車やカフェで気楽に読むのにいい。ただ対話形式で各章が独立しているので、第1章から必ず読み始める必要がない分、体系だってはいない。構成された初歩解説本ならば、細野真宏氏の「よくわかる経済」シリーズがいいだろう。
13 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
気楽で楽しい,
By
レビュー対象商品: 経済ってそういうことだったのか会議 (日経ビジネス人文庫) (文庫)
学生時代の社会科の授業での経済のところって、なんかやたら小難しくてわけがわからないっていうことなかったですか。それに対して、本書は経済っていうのは、面白いんだというのをわかりやすく示してくれていて、肩が凝らない読み物としてなかなかよいですね、これは。 内容の本質は、それぞれ私たちの生活に直結していることでもありますし。 経済嫌いの人にはおすすめです。文庫ならば通勤電車の中でも読めますし。
12 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
経済って、膝ポン!,
By カスタマー
レビュー対象商品: 経済ってそういうことだったのか会議 (単行本)
竹中平蔵氏は著名な経済学者であるが、数々のヒットCMを作り出した有名なCMディレクターの佐藤雅彦氏がこの本の製作に関わっていたことで、この本がより分かりやすくなったのだと思う。 佐藤氏の素朴な疑問について、竹中氏が非常に分かりやすく説明するという形で内容が進んでいるのだが、例えば物の価値の上がり下がりについて、誰でも体験して容易に想像できるような小学校時代のエピソードを例に説明していたり、またユーロ導入の裏側やドルの強さについても、とても噛み砕いた表現で分かりやすく書かれており、経済学初心者にも非常に分かりやすい内容である。個人的にはユーロで大分損しているので、その裏側に触れられたことは有意義だった。 「経済学」、というととても難しく、一歩引いてしまうそうなイメージがあるが、私たちの生活のちょっとしたことも、経済なんだということを再認識でき、身近にとられることができる一冊。
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