『知識創造企業』でアメリカのブックオブザイヤーを獲得した世界的な経営学者・野中郁次郎。
今度は、『哲学創造企業』というユニークなコンセプトを提唱されています。
『はじめに』に書いてあるのですが、哲学はフィロ(愛)ソフィ(知)とされます。
まさに、本書全体を貫いているのは、「知へのひたむきな愛」といった感じです。
知を純粋に愛することは、哲学に通ずることがわかる良書となっています。
ナレッジ・マネジメントから、フィロソフィー・クリエイションへ、といった感じです。
ジャケットは、ミケランジェロの『天地創造』を違う角度から描く構図。
『創造』というダイナミズムが、前面に出ており、本棚に飾りたくなりました。
絵を描いた方も、ミケランジェロに挑戦されたのかもしれません。
内容も、千年の伝統を誇る武士道にはじまり、トヨタ、キッコーマン、ホンダ、SONY、
NISSAN、電通、パナソニック、日清、JR、全日空、ファーストリテーリング、
ダイエー、阪急、カネボウ、資生堂など、日本を代表する経営哲学をこの一冊で鳥瞰できます。
日本のビジネスマンや研究者や学生は、勇気が沸いてくる推薦書となっていると思います。
このように素晴らしい出来栄えです。☆5つの評価とさせていただきました。