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経営の美学―日本企業の新しい型と理を求めて
 
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経営の美学―日本企業の新しい型と理を求めて [単行本]

野中 郁次郎 , 嶋口 充輝 , 価値創造フォーラム21
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

日本的な企業経営の経験を踏まえて、第一級の経営者と研究者が新しい時代の価値創造のあり方を問う。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

野中 郁次郎
一橋大学大学院名誉教授

嶋口 充輝
法政大学経営大学院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 268ページ
  • 出版社: 日本経済新聞出版社 (2007/11)
  • ISBN-10: 4532313589
  • ISBN-13: 978-4532313586
  • 発売日: 2007/11
  • 商品の寸法: 19 x 14 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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By hbspmd トップ1000レビュアー
形式:単行本
本書は98年に設立された「価値創造フォーラム21」の10年間の活動を集大成したものである。バブル崩壊後の後遺症に苦しむ日本経済を再生する為に、新たな企業価値を創造しようと財界や学会のリーダーが立ち上げたフォーラムでは、グローバルスタンダードのうねりを認識しつつも、日本企業に備わった長所に注目して来た。本書では20余名の財界や学会のリーダーの講演内容を一冊に纏めている。

日本的経営の良さは、人のネットワーク、コミュニケーションに基づくチームワークを重視し、会社の方針や経営理念が社員や顧客にもしっかりと理解されることが、企業価値を高めることに繋がるという、一見すると「急がば回れ」の考え方にある。

これからの時代は、かつてGEが標榜した様に、1位か2位の事業のみを残すという、相対的な競争から絶対価値の創造と追求が課題となり、その為の絶えざるイノベーションが必要となる。市場原理であるグローバルスタンダードと、より良いモノ、より良いサービスを作りたいという人間の夢を追求する人間原理を併せてより高い次元を目指すことが、これからの経営の美学であると、編者は纏めている。
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形式:単行本
「価値創造フォーラム21」の10年間の活動の集大成という「あとがき」の書き出しに惹かれて読んでみた。お客様・ステークホルダーの満足という絶対価値の追求により企業価値の創造が可能であり、そのためには市場原理と人間原理の綜合が必要という主張は納得度が高い。絶対価値の追求はいわば恋愛型競争だという説明は言い得て妙。絶対価値の追求のために各業界の経営者が実態に合わせ様々なアプローチをしている事から経営に一つだけの型はないことがよくわかる。型分析は後付けの整理に過ぎない気がした。「中空構造」が日本を築いたという分析はおもしろいが、企業のグローバル化はその理論枠で可能なのか疑問が湧く。「人を育てない企業に人は集まらず、結局は衰退する。人は人を育てる組織に集まる」やはり価値創造においても、人を基軸とすることが万古普遍の原点なのだ。歌舞伎俳優坂田籐十郎が「その時代の世相に合せて、考えながら生きていかないといけないでしょうね。」と言うのを、経営(学)的に読み解けば価値創造の各論になると読んだ。
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By TAMA
形式:単行本
本書では、企業がグローバルな価値創造を希求するのであれば以下二点を課題として認識する必要がある、と主張する。すなわち、1)tangible asset(有形資産)だけではなく、企業理念や企業文化などintangible value(無形資産)をより重視すること、2)「価値」の原点は企業ではなく、社会や顧客といったステークホルダー。彼らとの緊密な連携により「価値」が創造されること。

構成は、野中郁次郎氏(一橋大)、嶋口充輝氏(法政大)などの学識経験者の「理論」をバックボーンとし、小林陽太郎氏(富士ゼロックス最高顧問)、大橋洋治氏(全日本空輸会長)などの著名経済人が「実践(実体験に基づく意見)」を説明するという、流れとなっている。大きく変わりつつある「時代の流れ」を、理論、実践、両面から活写しているという点で秀逸といえよう。

特に、大橋氏が指摘されている「義を明らかにして利を計らず」(幕末の陽明学者・山田方谷の言葉。意味は、「何が大切かを明らかにすれば、利益はおのずとついてくる」)の言葉は、企業の社会的責任、ステークホルダー重視の経営が、決して新しいものではないことを、今の時代に生きる私達に教えてくれる。

すべての経営者は、社会、ステークホルダーとの関係に目を向けて、自らの組織の存在意義を、今こそ襟を正して、見つめなおすべきである。

すべての経営者にとって、必読の書であると思料する。
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