登録情報
|
特になんとなく会計に対する苦手意識をもっている自分にとって、
会計が判断の産物であり、決してありのままの企業情報でないこと
--だからこそ会計を「読む」スキルが必要であること、を説いて
くれるあたり、目からうろこが、、、会計に対する苦手観をとりはら
ってくれた。
財務情報からスタバとドトールの経営戦略の違いを読み取ったり、単なる
指標の読み方入門に留まらず、生きた会計の読み方を教えてくれるのも
イイ。
なお、依然として会計学というものがどういうディシプリンで「学問」
しているのかわからない自分だが、本書を読んで、ふと、会計学の学会
というものが気になった。
まず、会計の入門書として、PL、BS、CF等の基本に触れたのち、社債を用いた合法的な「借り倒し」の仕組みや、繰延税金資産といった高度な概念についても分かりやすく解説する。次に、経営者が日々会計数値とどう格闘しているのかを、多すぎても少なすぎても困る「株主資本」の例を引き合いに出して的確に説明する。さらに、ドトールとスターバックスの事例比較により、会計数値から経営戦略を読み解く技法を披露する。
著者は、1936年のアメリカ会計士協会の文書のなかで使われた「会計とは、事実と規則と判断の組み合わせである」という表現を好んで用いる。そこに「判断」が含まれていることを明かすことから分かるように、著者は会計万能主義の立場をとらない。かといって、著者は不可知論を唱えるわけでもない。いかなる規則が存在し、経営者がそれをどう選択し、会計担当者がそれをどう運用してきたのかを知ることで、事実により一層近づけるという、著者のバランスのとれた会計観が伺える。
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|
|
|