自己啓発に興味があり、政治社会に興味のある人にとってはかなり読み応えが有ると思います。特に大学生には読んでほしいです。なぜなら私はこの本を読んだのが、大学生の頃であり、世界観を一変させられたからです。
20代前半までは発見の連続であるべきだと思います。特に書物を通しての発見で自己の世界観を磨いておくべきです。
戦前?戦中に書かれたらしい、この書物の内容は、一見旧時代の国家主義者の代表とさえ見られる著者の世界観や思想が、いかに今の時代においても、常識的なものであるかを、われわれに知らしめるものであります。それ自体がまず驚きであると同時に、スケールの大きい思想が日本の伝統の中から生まれていたことに驚きました。
政治思想に限らず、あらゆる思想が複雑でわかりにくいものとなり、大衆は大衆で高尚なものよりも単純でわかりやすい考えを求める世の中ですが、いまいち時代を理解するのに、世界を見つめなおすのに有効な思想は見当たらないようです。
この本は、われわれの伝統の中にこそ、もっとも有効な思想を構築する何かがあることを教えてくれそうな気がします。