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絆 (双葉文庫―日本推理作家協会賞受賞作全集)
 
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絆 (双葉文庫―日本推理作家協会賞受賞作全集) [文庫]

小杉 健治
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

夫殺しの罪で起訴された弓丘奈緒子は、事実関係を全面的に認めた。だが、弁護人の原島は無実を頑強に主張する。若い頃の奈緒子を知る法廷記者にも、それは無謀な主張に思えた。証言と証拠から着実に犯行を裏付けていく検察官。孤立無援の原島弁護士は、封印された過去に迫る。スリリングな公判の結末は?第41回日本推理作家協会賞長篇賞受賞。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

小杉 健治
1947年東京生まれ。プログラマーのかたわらカルチャーセンターで小説作法を学ぶ。1983年、『原島弁護士の愛と悲しみ』でオール読物推理小説新人賞を受賞してデビュー。さらに、『絆』で日本推理作家協会賞を、『土俵を走る殺意』で吉川英治文学新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 355ページ
  • 出版社: 双葉社 (2003/06)
  • ISBN-10: 4575658588
  • ISBN-13: 978-4575658583
  • 発売日: 2003/06
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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形式:文庫
犯行を自白した被告人と、無罪を確信する弁護人。

被告人の利益となるのは真実のみ、という信念をもって法廷に臨む孤高の弁護士、

原島は言う。「人には命よりたいせつと思うものもあるということを、頭に入れて

おいていただきたいと思います」

最近では横山秀夫の「半落ち」が本作と似た部分を持っていますが、数ある法廷

もの、冤罪ものの中でも傑出した出来です。

早い展開でぐいぐい引っ張るリーダビリティと、サスペンスフルなストーリーで

ページをめくる手が止まりません。そして最後は涙。

法廷ものだからってお堅いと思わないで下さい。稀にみる傑作です。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
’88年度「第41回日本推理作家協会賞」受賞作。

「夫殺し」の起訴事実をすべて認めた被告人と、あくまで無実を主張する弁護人。事件の「真相」を明らかにして、無実を勝ち取ることが、被告の利益を最優先するのが務めの弁護人にとって、いいことなのかどうか、これが本書のテーマのひとつである。

裁判の進行につれて明らかになる秘められた意外な事実・・・。裁判とは何なのだろうか。真実が明るみに出ることは、ある人間の不幸を導き出す。被告人は、このことを避けるために、無実の罪を背負う覚悟をしたのだ。このドラマこそが本書のもうひとつの、そしてメインのテーマである。

本書は、終始、法廷内だけを舞台にして、‘私’こと、ある司法記者の目を通して、進行してゆく審理を追ってゆく。この独特のスタイルが、弁護人の行動、証人たちの証言、被告人の心理状態を生き生きと描写する結果を生んで、ただの法廷ミステリーの範囲を超え、本書をして、発表から20年経っても色褪せない感動の人間ドラマとならしめている。
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形式:文庫
週刊文春1987年 国内4位
第41回日本推理作家協会賞受賞作

弓丘奈緒子の『夫殺し』の裁判が開始される。離婚を迫る勇一への奈緒子の計画的な犯罪。彼女の自白もあり、圧倒的に検察有利と見られていたが、弁護士の原島は、彼女の過去をひとつひとつ紐解きながら、無罪を立証していくのだった。 ・・・

全編、裁判所内で始まり、完結する、法廷劇といったところ。奈緒子が初恋の女性だった司法記者の目をとおしてストーリーは進行する。なぜ、奈緒子は自ら進んで自白をしたのか、なぜ、原島はそれを覆し、無実を主張するのかが興味の中心となる。奈緒子の知的障害をもった弟 寛吉、それを温かく見守る家族、町の人々。彼らの過去が明らかになるに従って真相が明らかになってくる。登場人物達の悲しい愛に満ち満ちたドラマ。

並行して語られる、司法記者の産まれてくる子に対する苦悩。裁判の結果をもっての清々しい決断が胸をうつ。

原島弁護士は、著者のデビュー作『原島弁護士の愛と悲しみ (光文社文庫)』で、過去をうかがい知ることができるようなので、こちらもチェックしてみよう。

3度ドラマ化されているようだが、こちらは未見。
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