加えて、本書の骨子となる「組織の行動原理の確立(組織の理論)」と「自分のビジネスにふさわしい組織の構築(組織の設計)」は、日本企業が早々に取り組むべき重要課題となるであろうと強調している。
“教科書”と位置づけられている通り、第1章は「組織とは何か」の基本解説から始まるので、初心者でも読み進めるうえで苦はないだろう。企業は生き残りをかけて変化し、取り巻く環境と相互作用しなければならない今日の状況では「オープンシステム」が必然だとし、その基本構造や構成要素を子細に検討していく。
強調点の1つとして「コンティンジェンシー理論」を示す。コンティンジェンシーとは、1つのことが他に左右される状況のこと。外界との関わりの中で最適化を求める組織のモデルやアプローチ法を整理する。また各章末には、要点のレビューに役立つ「討論課題」を設定している。
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内容的には、一つ一つの組織構造に影響を与える要素(コンティンジェンシー要素)について丁寧に考察されており、実際の例をふんだんに用いた解説となっているので理解しやすい。
ただ難点を挙げるとすれば、訳書であるが故と思いますが文言的に分かりにくく、どういう意味でその単語を用いているのか不明な個所が散見されます。
章末の討論課題について、討論できる仲間がいる状況で読むのが最も適する読み方かと思います。(一人で買って読むにはつらい、というのはそういう意味もあります)
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