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終点のあの子
 
 

終点のあの子 [単行本]

柚木 麻子
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

プロテスタント系の私立女子高校の入学式。中等部から進学した希代子と森ちゃんは、通学の途中で見知らぬ女の子から声をかけられた。高校から入学してきた奥沢朱里だった。父は有名カメラマン、海外で暮らしてきた彼女が希代子は気になって仕方がない。一緒にお弁当を食べる仲になり、「親友」になったと思っていた矢先…。第88回オール讀物新人賞受賞作「フャーゲットミー、ノットブルー」ほか全4編収録。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

柚木 麻子
1981年生まれ。立教大学文学部卒。「フォーゲットミー、ノットブルー」で第八十八回オール讀物新人賞を受賞。柔らかく繊細な文章と巧みな心理描写が評価を受ける。初めての単行本は『終点のあの子』(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 199ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2010/05)
  • ISBN-10: 4163292101
  • ISBN-13: 978-4163292106
  • 発売日: 2010/05
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.2 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 346,575位 (本のベストセラーを見る)
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14 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
自分の高校生の頃の記憶がよみがえり、甘くほろ苦くなりました。

クラスのなかで上位グループや下位グループがあり、その中でうまく立ち回りながら日常を送っていく。
友達との距離感や自分自身のことをうまくつかめない10代の頃の自分と重ね合わせて一気に読みました。

特に有名カメラマンの娘として出てくる女の子の
「私は人とは違う感性を持っている」という10代特有の過剰な自意識が痛々しかったです。

「みんなとは違う」「みんなと一緒がいい」と揺れながら大人に成長していくのかもしれない。
このレビューは参考になりましたか?
17 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
青春モノはほとんど読まないのに、某週刊誌で見た書評に引かれて読んでみました。
あまり期待していなかったのですが、
平易できれいな文章、飽きさせないストーリー、巧みな心理描写など質の高い小説でした。

4連作のうち、2つ目の「甘夏」がマイベストでした。
自分の行動に嫌悪感を持った女子高生が
不意にひらめき、思わず鞄を抱きしめて、ある行動に出ようとするところはグッときます。
ここだけでも読んで良かったなあと思えました。

ストーリーに合わせて、装丁に制服姿の女の子が描かれてます。
学園モノ、しかも女子高モノなので私のような中年サラリーマンには読んでもらいにくいかもしれませんが、
私が強く思ったのは女子高も会社も人間模様は同じではないかということです。

社員がグループ分けされて、他者を見下したり、他者に卑屈になったり。
ある出来事をきっかけに他者に対する態度をゴロリと変えたり。

それだけに、不意にひらめき、思わず鞄を抱きしめて、嫌な自分から脱する気になる瞬間がとても貴重なのです。
女子高生の場合はそこが「一つ成長する瞬間」、オッサンなら「吹っ切れる瞬間」と呼ぶのでしょうか。
いやオッサンでも自分をしっかり見つめて、成長することができるのかもしれません。
私は読みながら、自分のサラリーマン生活を思い起こさずにはいられなかったです。

ただ、連作の最後の「オイスターベイビー」には疑問を持ちました。
ここでパパが有名カメラマンの女子高生が、大学生として再登場し主役になったのはいかがなものでしょう。
この娘は狂言回しだと思ってたからです。

それよりも、この娘の日記を盗んで友人を失う女子にもう一度主役となって登場してほしかった。
「終点のあの子」というタイトルが成立しなくなるかもしれませんが、
日記を盗んで罰せられた女子にも、成長する瞬間を与えてやってほしかったですね。

まったく知らない作家でしたが、柚木さんには今後も頑張ってほしいです。
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
全編ともとても良かった
特に好きだったのは2話目と3話目。
心情的には☆4にしたいところだけど、

文化祭後から朱里を無視たりした事実と
2話目や3話目の少女たちの心情の整合性が合っていない気がした。
加えて、女子高ってこんなに性格悪い奴多いのか?
って純粋に違和感を覚えたww

文章の表現や登場人物の心の動きは凄くよく書けていたし
読んでて純文学的な余韻を凄く感じる作品で買って損はないと思います!
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