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終末のフール (集英社文庫)
 
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終末のフール (集英社文庫) [文庫]

伊坂 幸太郎
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (132件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

2XXX年。「8年後に小惑星が落ちてきて地球が滅亡する」と発表されて5年後。犯罪がはびこり、秩序は崩壊した混乱の中、仙台市北部の団地に住む人々は、いかにそれぞれの人生を送るのか?

内容(「BOOK」データベースより)

八年後に小惑星が衝突し、地球は滅亡する。そう予告されてから五年が過ぎた頃。当初は絶望からパニックに陥った世界も、いまや平穏な小康状態にある。仙台北部の団地「ヒルズタウン」の住民たちも同様だった。彼らは余命三年という時間の中で人生を見つめ直す。家族の再生、新しい生命への希望、過去の恩讐。はたして終末を前にした人間にとっての幸福とは?今日を生きることの意味を知る物語。

登録情報

  • 文庫: 384ページ
  • 出版社: 集英社 (2009/6/26)
  • 言語 日本語, 日本語
  • ISBN-10: 4087464431
  • ISBN-13: 978-4087464436
  • 発売日: 2009/6/26
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (132件のカスタマーレビュー)
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34 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 許すよ、俺は, 2006/4/6
レビュー対象商品: 終末のフール (単行本)
ヨカッタ。

「生きる」ってことがこの作者のライフテーマなんだろうなと。

作品を振りかえってみると全部「生きる」って話なのに驚いた。

テーマとしてはごくごくありふれたもので、

この時代にそういう青臭いメッセージはどうかとも思うけど、

この作者の場合、単なる楽観主義でもなく、シニシズムでもなく、

残酷さをもって静かに書ききってしまうところがすごい。そして面白い。

だから許せる。

気になったのは各章のタイトル。

天体のヨールはどうなんだと思う。

でも、お話としては一番好き。

だから許せる。

あと、登場する女性がみな度量が大きいというか

ちょっと現実離れしてる感じはした。

でもみんな斉藤和義のいくつかの曲に出てきそうな感じで魅力的。

だから許せる。
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15 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 作品の持つ意味は重い・・・, 2006/5/10
レビュー対象商品: 終末のフール (単行本)
毎日の平凡な生活があと何年か後には失われてしまう。終わりが見えて

いる人生。自暴自棄になる人、耐え切れずに自ら死を選ぶ人、他人を

襲う人。架空の物語なのだけれど、読んでいて背筋がぞくっとなった。

人類最期のときまで、いったい何をすべきなのか?いつもの日常が

断ち切られるなんて想像もできないけれど、実際にこういうことが

起こったら、私も耐えられなくなるかもしれない。この絶望的な状況の

中でいつもの生活を送ろうとする人が、とても強く見える。確実な

未来なんてない。そのことに気づかされるこの作品が、とても重く

感じた。
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 「許すこと」, 2008/1/11
By 
レビュー対象商品: 終末のフール (単行本)
伊坂さんの作品は「チルドレン」に続いて二作品目。
今回も面白い作品でした。
巨大隕石が3年後に落ちて人類は死滅する、そのときどう生きるか。
この舞台を8つの角度から描いています。
舞台は仙台のあるマンションながら、さまざまな葛藤や陰影をつけて描かれる8つの物語はとても読み応えがあり、楽しめる作品でした。
その8つの作品の中心にあったのが「許す」という言葉のように感じました。
自分を、人生のパートナーを、肉親の仇を、許すことができるのか。許せないのか。
どうなれば許せるのか。
許しなさいと作者はお説教じみた展開はしません。
さりげなく、あなたなら許せるのかとドラマを通じて問いかけてきます。
この舞台であなたは許せますか?
また、あなたは自分自身を許せますか?
あなたにとって「許せない」と握っている思い、出来事、人はいますか?
そう問いかけてくる作品でした。
できればそんな思いを引きずったまま、末期のときを迎えたくない、ボクはそう思いました。。
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