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終わる世界のアルバム
 
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終わる世界のアルバム [単行本]

杉井 光
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

なんの前触れもなく人間が消滅し、その痕跡も、周囲の人々の記憶からも消え去ってしまう現象が頻発している世界。そこでは、いつの間にかクラスメイトが減っていき、葬式や遺書は存在せず、ビートルズが二人しかいないのが当たり前だった。そんな世界でぼくは例外的に消えた人間の記憶を保持することができた。そしてぼくは気がつく。人が消えていくばかりの世界の中、いなかったはずの女の子がいつのまにかクラスの一員として溶け込んでいることに―。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

杉井 光
1978年、東京都稲城市に生まれる。高校卒業後、雀荘勤務のかたわら音楽活動を続けていたが、バンド解散をきっかけに小説執筆を始め、2005年、『火目の巫女』で電撃小説大賞「銀賞」を受賞。以降、幅広いジャンルの作品を発表し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 237ページ
  • 出版社: アスキーメディアワークス (2010/10)
  • ISBN-10: 4048700979
  • ISBN-13: 978-4048700979
  • 発売日: 2010/10
  • 商品の寸法: 19.4 x 13 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By CO 殿堂入りレビュアー トップ50レビュアー
杉井光の作品を読むのは『さよならピアノソナタ』『すべての愛がゆるされる島』以来。
他のレーベルで刊行されている厨二ものは苦手だったので、このように一般向けの小説を出してくれることは非常にありがたい。

ただ、この小説はどうだろう。
まず設定を見た瞬間、電撃文庫で出されている萬屋 直人の『旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで』が浮かんだ。
そして登場しているキャラクターはピアノソナタの使い回しを思わせる。

ストーリーも薄いし、これで出すならもっと練ってほしかった。
期待していただけに残念。
このレビューは参考になりましたか?
6 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
これほど単純なプロットとありふれた設定を用いながら、凄みさえ感じさせる哀しいラブストーリーに仕上がっています。おそらく物語は読者の予想から一歩も出ないままラストまでたどり着くでしょう。しかしそれゆえに、海を前にしたラストシーンの美しさは胸を打ちます。

極論すれば、この小説は「だれもなにもしない、どこにも進まない、なにも解決されない」物語です。それなのに、主人公とヒロインの想い、それぞれの選択は、強く胸に残ります。文章の魔力という他なく、作者の描写力にあらためて舌を巻きます。独自設定として主人公がアマチュア写真家であり、それを用いた展開もいくつかあるのですが、この作者らしく音楽もやはり重要な要素として登場します。

強くおすすめできる一冊です。静謐な終末の世界に深く没頭できることを約束します。
このレビューは参考になりましたか?
この著者の作品はこれが初めてなのですが、文体がスッキリしていて読みやすい。
死んだら記憶や記録も消えてしまう、という設定は偶に見かけますが「代償行為」の設定はオリジナリティがあって好き。
音楽に詳しい人なのでしょうか。作中に実在のアーティストや楽曲が登場するのですが、
自分の知っているものもいくつか出てきて嬉しかった。

ただ、主人公が常に下を向いて斜に構えてるヤツなので自分には合いませんでした。
(そういう性格になった理由も納得できるので単純に好みの問題)
結構、淡々と進んでいくので盛り上がりに欠けるし暗いので読後感もスッキリしない。
あんまり期待して読むのはオススメしません。切ない気持になりたい方はどうぞ!
このレビューは参考になりましたか?

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