登録情報
|
この商品にタグをつける(詳細)タグは、商品との関連性が非常に強いキーワードまたはラベルのようなものです。
タグにより、すべてのお客様がお気に入りの商品の整理と確認を行うことができます。 ※タグは初期設定で公開になっています。詳しくはこちら |
みな子氏は、1996年に倒れ、以来半身不随になってしまう。妻は夫がいなければ立つことも歩くこともできず、「みな子は利雄にすがって生きている」。介護する者とされる者との関係は、母と子のような密着した関係であり、このような状況を利雄氏は、「再びめぐってきた第二のハネムーン(蜜月)」だという。幸いなことに、彼にはどんなに辛いことでも楽しみに変えてしまう才能があるのだ。
二人には出会ってから50年の歴史がある。結婚後、夫の赴任先のアラスカで10年暮らし、その間に妻は作品を発表して作家となる。理数系の夫と感性にすぐれた妻。向かう世界はまったく違う二人が、常にお互いを大切に思いながら生きてきたということが、この介護日誌から伝わってくる。
利雄氏は長年日記をつけるのが習慣となっている。日常のこまごまとした世話の合間に、彼女が倒れた直後の記憶がなかったときの日記や、遠い昔の若き日の日記を読んで聞かせている。それによって彼女はもう一度利雄氏との生活を生き直しているのだ。
夫婦のどちらか、特に妻の介護が必要となったとき、夫婦の生活は一変するだろう。そのとき、その状況を「第二のハネムーン」ととらえることができるだろうか。おそらく、それまでの夫婦関係、夫婦としての来し方が問われるのだろう。わが身をかえりみて、私たちは大庭夫妻のような老夫婦になれるだろうかと考えさせられる。
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|