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終わらざる夏 上
 
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終わらざる夏 上 [単行本]

浅田 次郎
5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (28件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

1945年8月15日――戦争が、始まる。

稀代のストーリーテラーが挑んだ物語の舞台は、玉音放送後に北の孤島・占守島で起きた「知られざる戦い」。日本を揺るがす新たな戦争巨編、ここに誕生!!


「占守=美しい島」で起こった悲惨な戦いを通じ、戦争の真の恐ろしさ、生きることの素晴らしさをうったえる感動巨編。
終戦65周年の夏、誰も読んだことのない、新たな戦争文学が誕生します。

西洋文化あふれる華やかな東京の翻訳出版社に勤める片岡は、いずれ妻とひとり息子とともにアメリカへ移住するのが夢だった。しかし、第2次大戦開戦により息子・譲を疎開し、片岡は妻・久子と東京に残ることに。理不尽な言論統制下で、いつかは人間本来の生の美しさを描いたヘンリー・ミラーの『セクサス』を翻訳出版するのだと強い信念を抱いていた。

そんな彼に、赤紙が届く。陸海軍の精鋭部隊が残留している北海道北部の占守島に米軍上陸の危機が噂されるなか、大本営の作戦本部は、敗戦を予見していた。そこで、米軍との和平交渉の通訳要員として、秘密裏に片岡を占守に運ぶ作戦が立てられたのだ。粉飾のため、2人の「特業」要員も召集された。地元・盛岡の貧しい人々のため働いてきた志高き医学生の菊池、熱河作戦と北支戦線の軍神と崇められた車両運転要員の鬼熊である。

上巻では、3人の占守島への旅を軸に、焼け野原の東京、譲の疎開先、鬼熊らの地元・盛岡の農村など、様々な場所でのそれぞれの「戦争」を、多視点で重層的に描いていく。

内容(「BOOK」データベースより)

第二次大戦末期。「届くはずのない」赤紙が、彼を北へと連れ去った―。北の孤島の「知られざる戦い」。あの戦いは何だったのか。着想から三十年、著者渾身の戦争文学。

登録情報

  • 単行本: 472ページ
  • 出版社: 集英社 (2010/7/5)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4087713466
  • ISBN-13: 978-4087713466
  • 発売日: 2010/7/5
  • 商品の寸法: 18.8 x 13.4 x 3.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (28件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 13,102位 (本のベストセラーを見る)
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18 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 市井の人々の生活というのは、政治や経済の状況によって大きく変化することはなく、基盤にあるものはおだやかに連綿と受け継がれてゆく。
 その基盤自体を暴力的に根こそぎひっくり返してしまうものが「戦争」だ。
 この作品では、起るはずのなかった(必要のなかった?)戦闘にフォーカスをあてることで、その悲劇を浮き彫りにしようとしている。
 鳥瞰的視点から声高にではなく、日常の声によっておだやかに語られる戦いまでの登場人物たちがすごす日々は、まるで自分の傍らで起きた出来事のようにリアルで、読み進むにつれて登場人物たちが自分の親戚や友達みたいに思えてくる。
 缶詰工場で働く少女たちの凛としたたたずまい、疎開先を抜け出して歩いて自分の家に帰ろうとする子供たちの「思い」とそれを助けてくれる名もなき人々の優しさ。細部にこそ神が宿るのだと思いました。
 読み終わって、自分の好きなエピソードをもう一度読み返すとき、あ、僕はこういうことを大切にしたいのか、ということを考えさせてくれる小説でした。
 
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35 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本|Amazonが確認した購入
テーマは面白い。
終戦時ほぼ無傷で残された関東軍から引き抜かれた奇跡の精鋭91師団。カムチャッカ半島に対峙する北千島の占守(シェムシュ)等で終戦後理不尽にも攻め込んできたソ連軍と戦うという設定である。
このまま素直にテーマを展開すれば面白いと思われるのだが、はっきり言ってこの本はいろいろ欲張りすぎて終わりようがなくなり非常にしまりがない本となってしまった。
登場人物が多すぎで、その全員を登場させることにほぼ三分の二の紙数を費やし、ついでにソ連軍将校の夢物語や、占守島敵国陸軍降伏後のシベリア抑留について語るなど、明らかに散漫である。
浅田氏は、他にシェラザードや日輪の遺産など第二次大戦関連の著作があるだけに本作の出来栄えには全く落胆した。
このレビューは参考になりましたか?
42 人中、32人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By driven 殿堂入りレビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
期待はずれ。

翻訳出版社に勤務している徴兵年限ギリギリの中年男(主人公)に赤紙がくる上巻2/3くらいまでは
流石の一気読みでしたが後がダレる。

軍令部で動員計画を策定する高官や末端で赤紙を届ける役人、老いた父(主人公)に赤紙が来たことを知り、
疎開先を抜けだし徒歩で東京に向かう子どもの姿など、終戦時期ほぼピンポイントの日本人の情感には
リアリティを感じたものの、主人公が送り込まれる北方の最前線・占守島で繰り広げられる後半の「ドラマ」
は筋・流れが拡散してしまってダラダラとラストまで続く感じ。

「もうひとつの終戦」として極北の最前線にスポットをあてた視点には新しさを感じたものの、参戦した
ソ連側の思惑・兵の思いがからまるラストに向けての流れは・・・何と言うのか、スベってる、というか
著者の思いがもう見えなくなってしまった感じ。正直、楽しめなかった本でした。
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敗戦後の北千島で日ソの激戦
数年前浅田次郎氏の講演会が函館で開催されたとき、「私は今、敗戦直後の占守(シムシュ)島(北千島でもっともソ連領カムチャッカ半島に近い島)での日ソの戦争について書い... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: hakodadi
しっかり泣けました。
浅田次郎の戦争もの。

レビューアーの評価は決して高くないようですが、しっかり泣けました。... 続きを読む
投稿日: 3か月前 投稿者: ノースリバー
中途半端な作品
1945年8月15日に日本はポツダム宣言を受け入れ、終戦となったのにも拘らず、ソ連軍は8月18日千島列島の占守島(しゅむしゅとう)を攻撃し、そこに残っていた日本陸... 続きを読む
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終戦をまじかに控え、すべてを失いつつある日本において、
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投稿日: 18か月前 投稿者: SlapShot
終わらざる頁
長すぎたのではないだろうか。波に乗っては潮が引き、微妙に感情を逆撫でする箇所にいらつきつつも、登場人物の魅力に励まされての読了だった。最後はあのような終わり方で納... 続きを読む
投稿日: 18か月前 投稿者: 麻冷
大木に降る雨が、多くの幹を伝って根元に向かうがごとく
ストーリーで読ませる浅田次郎の作品ですから、具体的な筋書きには出来るだけ触れないようにします。... 続きを読む
投稿日: 19か月前 投稿者: tomo1943
思ったより・・・
広告の内容に惹かれ、おもしろいそうだと思い、著者の作品を初めて読みました。... 続きを読む
投稿日: 19か月前 投稿者: しん
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