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その他、上記2冊のファンにはたまらない内容が詰まっています。
本書の帯に、「本書を読まずに『指輪物語』は語れない!」とありますが、まったくその通りだと思います。
なお、上記2冊は読んでいるが、『シルマリルの物語』はまだ、という方は、この下巻だけで充分です。
映画「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」でも重要なポイントとなる"パランティアの石"について...などなど。
ちょっと読みづらい部分もありますが、たいへん面白い本。
指輪物語ファンにはオススメです!!
青年王エオルと執政キリオンとの盟約は、歴史的記述である追補篇では書ききれなかった躍動感と、何より北方人の熱狂がある。ここを読んでいたから、PJ-RoKで烽火が白の山脈を走る意義と壮大さが伝わってきたのだと思う。また、本編では僅かに触れられただけだったアイゼンの浅瀬の戦いを知ることで、セオデン王の悲しみの深さが知れる。
本書はそれだけでなく、本編でも(登場は少ないが)重要なアイテムであるパランティーアに関する考察もあり、設定大好きのトールキン教授らしさがうかがえて面白い。更にガンダルフ達「イスタリ」とは何者であるかという件はSilにも著されておらず興味深いところであるし、「はなれ山の探索」はHob中では途中どこかへ消えてしまうガンダルフの目線でホビットとドワーフの冒険の裏話が語られ、これもまた興味を誘う。
詰まるところ、中つ国の壮大なネタ帳なのだが、そこには矛盾を超えた面白さがぎっしりと詰まっているのだ。
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