を、端的に現していると感じました。まず根強い思い込みのようですが、「ヨーロッパは石畳の歩道が多いからレザーソールが良い、日本は無機質な素材、アスファルトなどでできた歩道が多いからゴム底が良い」という記述部分。だいたい、石だって無機質ですよ、物質としては。そして、今どきヨーロッパの都市中心部(セントロ)の道路部分は確かに石畳を残しているところも多々ありますが、これは自動車が通るところで、人間のあるく部分である歩道(Vereda)は、サイズの大きいな石タイルで継ぎ目も綺麗に平坦に埋められていることが多いです。返りが悪いゴム底がいいのは、すべり・転倒が怖い雨の日だけです。レザーソールの良さは、履くに連れて初期の固さが取れて自分の足に馴染んでいくことと、歩行時の地面から足裏への衝撃をかなり吸収してくれることです。ゴム底は固さの経年変化がほとんど感じられず、地面からの衝撃についてはむしろ革底よりもダイレクトに足裏に響きますね。
パリ市内の歩道、ARNYSの店の前でも見てください。
http://www2.plala.or.jp/MIZUKI-NAKATA/shoesfrance2002-7-4.htm
(右手は若干でこぼこしてますが、本当にうっすらとです)
ですので、革靴購入者にとって、参考にならないばかりか、誤解を植えつけてしまうおそれがあります。ヨーロッパの都市に5〜6年暮らしてみれば、あんなことを著書には絶対に書かないのですが、想像でモノを言ってしまうことの危険性を痛切に感じました。