種村先生の作品を知ったのは「神風怪盗ジャンヌ」の時。
当時のふわふわとした少女マンガ的描写をぶった切った力強い線、大胆な構図、
何よりもひときわ目立つ瞳に強く惹かれたものです。
そんな先生の最近の作品を読んで、もう残念としか言いようがありません。
皆様が仰っているように、「種村エンド」と言っても過言ではない程のありきたりな
ハッピーエンド。最終回に「その後のみんな」と称して全て一緒くたにしてしまうのも
先生の特徴かな、と思います。
ジャンヌの時には素直にいいEDだった、と思えたこの手法が、次の作品も、これまた
次の作品もと続いてしまうと流石に「またか…」と飽きを覚えずに入られません。
ハッピーエンドにするな、と言うつもりは毛頭ありませんが、どこか違う視点から
見つめられる可能性が先生にはまだあるのではないでしょうか…。
後半から瞳の描き方がジャンヌに戻ったのは、ジャンヌのファンであった私にとっては
嬉しい事だと思っています。しかし力強い瞳は(いい意味でも悪い意味でも)シンプルな
背景・線の中に繊細に描き込まれた瞳があったからこそ際立ったのであって、
今の作品のようにトーンべたべた、人物の線の細さが背景と同じで同一化、など
進化したようで寧ろ退化したような絵柄の中では益々画面のごじゃっぺさが際立つ
ばかりだと思います。
カラーでのホワイトの飛沫も一枚絵を派手にさせようとする手法なのは分かるのですが、
全ての絵にあれだけ使われるとマンネリ化です。昔のようにシンプルな手法で
チャレンジしてほしい。
残念ですが、これから先生がまた更に向上心を持って作品を描いていってほしい、とは
常に思っています。悪い方向に進化しないでほしいです。