おはなしの中の異世界はどこだって日本語が通じる。でも、それって小説のご都合主義じゃない?
本物の異世界には独自の言語と文化があるに違いない。アルファベットもなければ翻訳魔法もない。
――そんな世界がもし本当にあったとしたら?
『紫苑の書』は異世界で言語を習得していく過程に焦点を当てた、世界で最初のファンタジー小説です。
ゼロから作られた架空の人工言語アルカと、同じくゼロから作られた架空の世界カルディアを用いた物語です。
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7 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
異世界語を習得するところから始まる異世界ファンタジー!,
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レビュー対象商品: 紫苑の書 (単行本(ソフトカバー))
タイトル通りです。普通のファンタジーは日本語が通じるアイテムや魔法が登場しますが、この書籍では主人公は一から異世界語を習得します。 しかもそれを読者にも要求します。登場する架空言語のアルカ語が読めないと先に進めません。アルカ語の辞書が必要になりますが、ネットで無料で閲覧できます。 ここまでしっかり言語設定を作り込んだ小説は今までにありませんでした。世界初の偉業といっても良いでしょう。ファンタジー小説界におけるランドマークの一つとして間違いなくもっと評価を受けるべき作品だと思います。
6 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
これを読んでおけばいつ異世界に行っても大丈夫!?,
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レビュー対象商品: 紫苑の書 (単行本(ソフトカバー))
「人工言語・アルカ」を読んでからこちらを読みました。自分は人と対話するコンピュータの研究をしており人工言語について調べていたところアルカに出会い、上掲に出会いました。 そこから紫苑の書に興味を持って読んだ次第ですが、純粋にラノベとして楽しめました。 厳密にはラノベではありませんね。恐らく地球上で最もハードなノベルでしょう。 自分は門外漢ですが情報の無い所から言葉を覚えていく点に関心しました。特に序盤で紫苑がレインから「なにこれ」を引き出すシーンは感動モノでした。うまいやり方を思いつくものだと思いましたがそのやり方は金田一某の手法だということで作者の知識に幅にも驚かされました。 アルカで音声認識が可能か考えるきっかけになりましたが巨大なコーパスが提供されない限り難しいだろうと感じました。これは余談でしたが。
6 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ここまでやるか!というほど細かく作られた言語と世界に感銘,
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レビュー対象商品: 紫苑の書 (単行本(ソフトカバー))
自分は人文史としての人工言語に興味があって『人工言語学・アルカ』を読みましたが、その中で語られていた人工言語アルカにも興味を持つようになりました。アルカ語の登竜門小説らしいですが、正直こちらにも感銘を受けました。 地球ではない星に行った少女が現地語(アルカ語)を覚えながら悪代官(?)に挑むのですが、SFにありがちな翻訳こんにゃく的な道具が一切出てこず、ひたすら言語学のフィールドワークを眺めているような気持ちになりました。 それでもきちんと一つのファンタジーとして成立していたので更に驚きました。指輪物語をもっと細かく作ったような奇書です。そのハイエンドさからどうしても読者を選びますが、私的には指輪物語を越えた小説として星5を付けさせて頂きました。
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