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紫色のクオリア (電撃文庫) 文庫 – 2009/7/10

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

自分以外の人間が“ロボット”に見えるという紫色の瞳を持った中学生・毬井ゆかり。クラスでは天然系(?)少女としてマスコット的扱いを受けるゆかりだが、しかし彼女の周囲では、確かに奇妙な出来事が起こっている…ような?イラストは『JINKI』シリーズの綱島志朗が担当。「電撃文庫MAGAZINE増刊」で好評を博したコラボレーション小説が、書き下ろしを加え待望の文庫化!巻末には描き下ろし四コマのほか、設定資料も収録。

登録情報

  • 文庫: 323ページ
  • 出版社: アスキーメディアワークス (2009/7/10)
  • ISBN-10: 404867904X
  • ISBN-13: 978-4048679046
  • 発売日: 2009/7/10
  • 商品パッケージの寸法: 15 x 10.6 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (52件のカスタマーレビュー)
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カスタマーレビュー

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62 人中、48人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 god_balmunk 投稿日 2009/7/16
形式: 文庫
購入・読破から1週間弱が経ちますが、未だに頭から離れないです。
専門的な理論や科学論がちょこちょこ出てきますが、そこはわりと優しく説明してくれています。
あくまでライトノベルの路線に則っていました。

ですが、中盤辺りから色が様変わりします。
タイトルの通り、究極の゙パラレルワールドもの゙だと自分は思っています。
パラレルワールドをテーマにした作品は既に数え切れないほどありますが、
この作品はそのどれをも上回っていると思いました。
まずテンポが非常にスムーズで、続きが気になって仕方ありません。
なので次々にページをめくっていき、気付いたらもうクライマックス――と言ったところでしょうか。
それから雰囲気が基本的にダークで、主人公の心情と上手く噛み合っています。
反面、ヒロインがいわゆる天然(不思議系?)キャラなのですが、
これもまたダークな雰囲気と上手く噛み合っていました。
これはうえお氏の力でしょうか。

冷静に考えれば主人公の思考がぶっ飛び過ぎな気もしますが、
読んでる最中には自然と共感出来るように描かれていて、これもやはりうえお氏の実力でしょう。

長々と書きましたが、最高に良い作品でした。
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27 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 アイダホ トップ1000レビュアーVINE メンバー 投稿日 2013/8/29
形式: 文庫 Amazonで購入
量子干渉に量子コンピューター、平行宇宙、干渉性、フェルマーの原理、シュレディンガーの猫、万物の理論、人間原理、そしてクオリア(感覚質)。量子力学に認識論を掛け合わせ、SFの大物ガジェットを次々に投入し、魔法少女まで持ち出し、アルフレッド・ベスターの超名作「虎よ、虎よ!」へのレスペクトの上に描かれた愛のお話。
まなぶが偶然に実感したゆかりの体重と体温。この実体を守りたい、・・・。なんと熱いストーリー。
ストーリーが動き出した後半は一気に読まされた。加速に次ぐ加速で後半は足下が見えない感もあるが、大風呂敷の広げ方も、その畳み方も良し。1冊単独のライトノベルでここまでできるとは驚異の作品だ。間違いなく★5つ。

古いSF読みであるレビュアーにはたまらない傑作。科学と一般意味論を掛け合わせたヴァン・ヴォークトのワイドスクリーン・バロックが思い出された。
蛇足:本作の登場人物アリス・フォイルの名は「虎よ、虎よ!」の主人公ガリヴァー・フォイルからだろう。
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26 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 もけ 投稿日 2010/10/17
形式: 文庫
久しぶりに読み返して改めて、この作者の突き抜けたセンスに感服した。だからレビューをかくことにした。
私はSFはそこまで読む方ではないから、この作品がSFとしてどれだけ優れているのか、についてはよくわからない。ただ、そこらへんの作品とは明らかに一線を画すであろう並はずれた発想力。怒涛のようにたたみかけてくる文章。とにかく面白いし、ひきこまれるし、小説の醍醐味がいっぱい詰まっている。もっともっと多くの人にこの人の凄さを知ってもらいたいと思った。

同著者の「悪魔のミカタ」も個人的に大好きなのだけれど、とがったているので万人受けはしないのだろうな。と思っていた。
ただそのとがっているところがこの著者の一番の魅力であり、そしてこの作品「紫色のクオリア」も十分とがりまくっている感はあるのだけれど、こうして絶賛されている。「紫色のクオリア」を読んで、この人の文章に圧倒されたなら、ぜひ「悪魔のミカタ」や「シフト」なども読んでみてほしい。きっと同じようなドライブ感を味わえるはず。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 名無し 投稿日 2015/5/18
形式: 文庫 Amazonで購入
うーん。けっこう評価されていたので読んでみたのだが、それほど面白いとはおもわなかった。

「ラノベっぽくない」「SFとして評価された」という紹介がネット上でよく書かれていたので、てっきり『タイム・リープ』的な小説なのかと思ってしまったが、ぜんぜん違った。

まず「ラノベっぽくない」についてだが、文体は新井素子風(ちょっと違うけど)で『タイム・リープ』のようなジュブナイル系の文体ではなく、期待していたものとは違った。まあ確かに、昨今の過剰な萌えラブコメ(?)みたいなものではない、という意味ではラノベっぽくないとは思う。

また「SFとして評価された」についてだが、「これはすごい!」と思うような題材ではなかったし、ラストの解決策もあまりスマートなものではなくSFとして評価されたことには疑問を感じる。物理学と哲学を物語に取り入れるのはよいが、消化不良気味に感じた。

第二話は量子力学を取り入れたストーリーで、これがSFとして評価されたらしい。しかし、少なくとも私には合わなかったようだ。

挿絵はとてもすばらしいもので、この点は評価に値すると感じた。
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