良いです、読後もうっとり余韻に浸れます。
あらすじは大体本の紹介通り。(雅(みやび)視点です)
若干違うかなと思うのは高校時代のキスの後、樋野(ひの)は卒業まで音信不通だったわけではない。
そして雅が自分の恋心をはっきりと自覚するのは再会してすぐ後です。
それはある事を樋野が雅にしてくれたからなんですが・・・
その時のシュチュエーションがまた良い!
樋野の優しさが雅を包み込むような場面です。ここで一気に気持ちが持っていかれました(笑)
二人はどういう幼馴染みかといいますとー
小学生の時6年間と高校3年間は同じ学校に居ました。
中学生の時は、とある事情で樋野が他所の学校に通っていて。
その小・中・高の学生時代の事も時折ストーリーの合間に挟んでエピソード紹介があります。
その時々の二人の拙い感情表現がまた可愛いんですよ。
そして大人になってからは不器用な愛情表現の雅が可愛いです。
(ちなみに二人はノーマル同士の27歳設定)
読んだ後から考えると、樋野も十分不器用なんですが。
素直な愛情表現が出来ない雅の、男っぽい愛情表現にグラっときました。
(最初から最後までホント男っぽいです)
今回も成宮さんの文章は冴えわたっていてとってもセンスがありました。
ちょっとした言い回しひとつとっても感性が光っていて心地よさすら感じる。
知的な感じもある。笑いもある。
読後、すごく満足した気持ちになれます。
今作はドキドキハラハラとか予想もつかない展開がある作品ではありません。
ですがその分、幼馴染み特有のノスタルジックさとか安心できる親しみなどを感じる恋愛モノだなと思います。
とにかく安定した愛に浸れます。
ストーリーも飽きる事なく楽しみました。面白かったです。