この映画はある意味ではディケンズの「クリスマス・キャロル」のような意味合いがある。
1年で最も家族や知人と楽しくすごすクリスマス。でもこのクリスマスにいろんな事件が起きたりする。主人公は小さな街を脱出して夢の実現のために世界をめざしていたのに、なぜか父の住宅ローン会社を引き継ぐことになる。小さな田舎町。でもそこにこそ友がいるのだということを映画は語る。この映画のテーマは人生とは何か。銀行業の原点とは何か。家族とは何か。ビジネスの最終ゴールはどこにあるのか。人間の幸せはどこにあるのか。絶望の境地に立ったときに神に祈るはどういうことなのか。人生と社会の根源にせまるテーマがどっさりこの映画のなかに入っています。ワイフのドナリードはなんて素敵なのでしょう。こんな妻を持った男は幸せですね。結婚する前に石を投げて幽霊屋敷の窓ガラスを割っていた二人がそこで
幸せな家庭を築くとは。ある日突然資金繰りで会社が倒産しそうになって途方にくれ、誰にでも八つ当たりをする主人公。お父さんに何が起きたかしらない4人の子供達が無邪気にクリスマスツリーの飾り付けをしていた光景。あのとき、あのシーンを見ていた世界のすべての人は胸を打たれたことでしょう。天国から派遣された翼のない、2等クラスのエンジェル(天使の
おじさん)が映画の後半で大活躍する。あのおじいさんの名演技。見事でしたね。この最後の20分は小さい子にはよくわからないかもしれない。で最後の最後の5分。。この映画の一番の感動のシーンです。日本人には絶対理解できない光景でしょう。銀行とは一体何か。ここに解答があります。この最後にシーンに人はいかに生きるべきやの答えがあります。そしてさらにはクリスマスとはいったい何かという答えもここにありましたね。ケーキを食べることがクリスマスだと思っている多くの日本人には絶対わからないですね。