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紙葉の家
 
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紙葉の家 [単行本]

マーク・Z. ダニエレブスキー , Mark Z. Danielewski , 嶋田 洋一
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

現代アメリカ文学の最先端にして最高峰!待望の邦訳ついに刊行
数年前、『紙葉の家』を始めるようになるとは、誰にも予期できなかっただろう。最初がはじめて世に出たとき、それは雑に束ねた紙の束でしかなく、その部分部分がときおりインターネット上に浮かんでくるだけだった。少数だが熱狂的なファンがこの恐ろしい物語を追い回しはじめるようになるとは、誰にも予期できなかったろう。
最初は社会の辺縁に生きる若者たちだったミュージシャン、タトゥー・アーティスト、プログラマー、ストリッパー、環境保護活動家、アドレナリン・ジャンキーが、やがてその本はもっと上の世代にも知られるようになった。読者はその奇妙な作りのページに自分のことが記されているという事実だけでなく、入り組んだ子供時代へと戻っていく方法までそこに見出すこととなった。
こうしてはじめて、この驚くべき小説は書籍の形で手に入るようになった。独自の色つき単語や縦組みの脚注に加えて、新たに第二と第三の付属書が追加された。物語は変わっていない。アッシュ・ツリー・レーンの小さな家に引っ越してきた若い一家に焦点を据え、その家の恐ろしい異常性を描いていく。その家の内部は、外から測ったよりも大きかったのだ。もちろんピュリツァー賞受賞フォトジャーナリストのウィル・ネイヴィッドソンも、その連れ合いのカレン・グリーンもそんなあり得ない事態に直面する心の準備はできていなかった。だがある日、幼い二人の兄弟がふらりといなくなり、その声が別の物語を呼び寄せる闇の怪物、クロゼットのドアの向こうにどこまでも広がる深淵、不気味なうなり声、それがやがて壁を引き裂き、一家の夢のすべてを呑み込んでいく。


内容(「BOOK」データベースより)

この紙葉をめくる者、すべての希望を捨てよ。現代アメリカ文学の最先端にして最高峰。

登録情報

  • 単行本: 805ページ
  • 出版社: ソニーマガジンズ (2002/12)
  • ISBN-10: 4789719685
  • ISBN-13: 978-4789719681
  • 発売日: 2002/12
  • 商品の寸法: 22 x 16.8 x 4.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 149,574位 (本のベストセラーを見る)
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68 人中、63人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本|Amazonが確認した購入
話題の書の邦訳だが、これだけの長さのもので、かつ「奇書」ともなれば、それなりの覚悟と執念を持って翻訳してもらいたかった。たとえば『トリストラム・シャンディ』の朱牟田訳は訳者の卓越した英語力を支えに、時間と熱意を傾注したものであったはずだ。しかし残念ながらこの『紙葉の家』の嶋田訳はテクストに対する誠意が感じられないばかりか、そもそも必要最低限の英語力に欠けているとしか思えない。序文が始まってじきに、読者は意味不明な日本語に出くわす(「おれはクララ・イングリッシュって女を忘れようとしてた。食物連鎖の頂点にいる男とデートがしたいって言った女で、おれがすぐに彼女の記憶の中にしっかりと自分の熱愛を焼きつけることになったのは、あるストリッパーに一目惚れしたからだった。」)。この箇所が意味不明なのは、けっしてこの本の奇書としての性質に起因するものではなく、原文「So I demonstrated my unflagging devotion to her memory by immediately developing a heavy crush on this stripper …」(「おれが彼女の記憶を依然として拭えずにいたということは、すぐさまあるストリッパーに入れ込んだりしたことに、よく表れている」)の誤訳である。他にも、「ポール・デマン」とあるのは架空の人物のことかと思ったらポール・ド=マンのことであったりして、フランス語系固有名詞の調べの足りなさも窺わせる。
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22 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 ゴージャスな本です。仕掛けだらけの本です。ページのど真ん中を、注釈が貫通していたりします。
 本屋でぱらぱらとページをめくると、注釈やら何やらがゴチャゴチャしていて、面倒臭そうです。が、なんてこたぁない。別に、主文を中心にさらっと読み流してしまっていい。それでも十分楽しめます。しかし、それでは、もったいない。

 内容も、やはり「仕掛け」だらけです。自分で勝手に色々な謎を思いついてしまうこともあるでしょう。話の中でのフィクションとリアルが巧妙にもつれ合わされ、かつお互いを際立てています。

 映画「ネバーエンディングストーリー」では、主人公の少年が、暗い屋根裏の倉庫で、一人「終わりのない物語」の本を開き、読み進みます。この「紙葉の家」も、あんな雰囲!気で読みたい本です。ちまちまと、著者の仕掛けを一つずつ味わいながら、作品の世界にどっぷりと浸かって、じっくりと読み進めたい。しかし、たまには現実にも戻って来ないと、危ない。そんな本です。

このレビューは参考になりましたか?
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By maddoggie VINE™ メンバー
形式:単行本
この出版社から出るようにはとても思えない外見(オシャレな?不気味な?シュールな?ヤバそうな?こけおどしなだけじゃんと思わせる?)、人を拒むその厚さ、それより遥かに人を拒んだその値段(せめて原書並みの値段なら・・・)、懲りすぎたレイアウトの本文(というか何だよ、コレ?)、嵐のような注釈(読むのかよ、コレ?そんなこと期待してないだろ?)、青色の「家」の文字(コレっていくらかかるよ?)。一言で言うならそんな外見、それだけでもう特別な本に思えないだろうか(もちろん、これ全部原書を非常に忠実に再現しただけなんだよな、そりゃ訳本だから当然だろってな気持ちもある、それにしてもサイズまでほぼ同じということに驚くばかりだ、向こうはPBで値段も半分ってとこか)。さらに、賛辞としてトマス・ピンチョン、ドン・デリーロ、J・G・バラード、デイヴィッド・フォスター・ウォレス、ウラジミール・ナボコフ、スティーブン・キングが引き合いに出されるとなれば、どういうことだ?

要するにお化け屋敷なんだが、それが家じゃなくて本(とある噂によると、これだけのことをするのにかかる費用は相当なものらしく、この本の存在自体が不可能性の象徴なのだそうだ、売れれば売れるほど赤字って本当なのか?)。
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