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5つ星のうち 5.0
せめてこの作品で戦争について考えたい,
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レビュー対象商品: 紙の砦 (手塚治虫漫画全集 (274)) (コミック)
凄惨な作品群であるが、1970年以降に描かれた作品であり、戦争を知らない人たちに刺激を与え過ぎないようにとの配慮はあったと思う。戦時中は漫画などというものを読むのはもちろん、ましてや描くなど犯罪行為であったし、戦後は、漫画は低俗なもの、子供を堕落させるものと貶められてきた。 しかし、手塚治虫はどんな時も常に精力的に描き続けた。手塚治虫は、本当に漫画が好きだったことが分かる。 そして、現在の漫画界、アニメ界は手塚治虫のこの努力の恩恵の基にあると言えると思う(いくらかの批判はあるが)。 そんな手塚治虫の抵抗と戦いの物語である。 米軍機の空爆の中、命からがら逃げ延びるが、道に転がる無数の死体、親を亡くして呆然とする幼児、その他、あらゆる悲惨を見、また、飢餓や狂気を体験する。 その中で、人間は食べることが何より大事であることを思い知らされた。食べるためなら、人間は何でもやる。その恐ろしさと共に、現代の我々に悩む理由などあるのかと思う。 だが、手塚治虫は決して面白く読ませる努力も忘れない。また、最初に書いたが、かなり手加減して描いており、そんなに構えて読む必要もない(と思う)。 せめて、こんな作品で、戦争を忘れないようにしたいものである。
10 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
戦争のおそろしさ,
By イチ - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 紙の砦 (手塚治虫漫画全集 (274)) (コミック)
手塚治虫さんが少年時代に体験した第二次世界大戦時代のお話です。彼が当時からマンガに没頭していたのがよく伝わります。衝撃的な話であり、涙なしでは見られない物語です。絵がリアルすぎて目をそむけたくなるのもありますが、それは戦争を体験した人じゃなきゃ伝えられないものなので、これからもこういうのをふせずに出版していってほしいと思います。
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