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紙の本が亡びるとき?
 
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紙の本が亡びるとき? [単行本(ソフトカバー)]

前田塁
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,995 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「めくらない世代」がやってくる!もはや“紙の書籍が失われた二十年後”は、過剰な妄想の産物ではない。そのとき、“文学”あるいは“本”は、いかなる動揺を受けるのか?気鋭の文芸批評家が、ネットワーク社会で「不可避に生じる変化」と対峙する。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

前田 塁
リトル・マガジン「早稲田文学」から22年ぶりの芥川賞候補作(川上未映子「わたくし率イン歯ー、または世界」)を誕生させ、文芸誌初の全国版フリーペーパー「WB」や映像/音声CDおよびDVDの添付など、次々と型破りな発想を繰り出し、早稲田大学・日本大学ほかで教職を、またTBS系「王様のブランチ」でコメンテーターを務める市川真人の批評ユニット。文芸評論を軸に、コミック、野球や社会構造そのものまでを批評の対象とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 240ページ
  • 出版社: 青土社 (2009/12/22)
  • ISBN-10: 4791765311
  • ISBN-13: 978-4791765317
  • 発売日: 2009/12/22
  • 商品の寸法: 18.8 x 13.2 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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19 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By フチコマ VINE™ メンバー
形式:単行本(ソフトカバー)
新進気鋭の文芸批評家である著者の第2作目。

本書の前半部では、今大きな問題となっているグーグルが無断で書籍を電子化している一連の騒動をとりあげ、それを期に勃発したといっても過言ではない「本を紙で読むこととディスプレイで読むことの違い」ということについて本質的に、的確にまとめられています。こんなにネット上では様々な発言がされているのにもかかわらず、ある意味当たり前のことしか言っていない著者ほどきちんと問題点を整理して、状況を把握しこれからの流れを文章に出来ているひとはいないと思います。

後半は、平野啓一郎や大江健三郎といった作家をとりあげて論を展開していきます。一見前半と後半は関係ないように思えますが、そこには一本の軸が通っていて、紙の本が滅びる=文字が電子化される中で文章を読む時代というテーマが根底に流れています。つまり本書は一見出版論にや読書論に見えるタイトルながら、やはり文芸批評家、誰よりも真剣に急速にかわりつつある我々の社会の中で文学を読むこと・書くことについて批評していこうという気概が見られます。

社会学的な観点からの批評が横溢する現在ですが、ある意味社会が大きく変わっている状況で社会学的な視点で物を述べると言うことは安易とも言え、その点本書の著者はこれまでの文芸批評の枠を広げるような形で、新しい挑戦をされているように思え好感が持てました。

欲をいうのならば、慎重に紡がれて長くなる文章をもう少し短くして読みやすくして欲しい。しかしこれも文芸批評という名の読み物の特質ではあるのですが。

追記:
重版の刷りによって内容が変わっている部分があるそうな。どれくらいの変更かは分かりませんが、「ネット」上の無限のアップデートが可能な形態と、ある時点で思考を固着させる効用のある「本」の形態の対立を、わざわざ無効化させるその意図は……? 気になりますがわざわざもう一度購入する気にはなりません。
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Kana
形式:単行本(ソフトカバー)
タイトルからは電子書籍に関する本であるような印象をうけるが,実際はおもに本のなかみ,とくに小説についての本だ. 「メロス」 もとりあげられているが,もっと最近の作品に関するものがおおい. 著者も 「「電子ブックの未来」 みたいな文章が含まれていない」 と書いているが,こういうタイトルをつけるなら,ケータイ小説くらいはとりあげてもよかったのではないかとおもう.
このレビューは参考になりましたか?
6 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By UKUF VINE™ メンバー
形式:単行本(ソフトカバー)
著者は「紙媒体の本が亡びること」を不可避の前提として、
その時、いったい日本語、文学がどうなるのか、
という見地に立っている点で、亡びるかどうかの議論よりも先に行っている。

デバイスとプラットフォームのグローバル化にともなう、
世界文学と日本語文学の関係性、
平野啓一郎や川上未映子のリーダブルな転向、
フォントのこと(写植からDTP)、
など、ハードとソフトの面で「本」「文学」に興味があるひとには、
非常におすすめである。
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