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純粋理性批判〈4〉 (光文社古典新訳文庫)
 
 

純粋理性批判〈4〉 (光文社古典新訳文庫) [文庫]

イマヌエル カント , Immanuel Kant , 中山 元
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

超越論的な分析論を終え、いよいよ超越論的な弁証論が始まる。この巻では、理性の誤謬推論として、心が実体(存在するもの)で、単純(分割できない)であり、破壊できないものであり、不死のものとして身体の死後も滅びることがないという伝統的な形而上学の霊魂論が批判される。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

カント,イマヌエル
1724‐1804。ドイツ(東プロイセン)の哲学者。近代に最も大きな影響を与えた人物の一人。『純粋理性批判』『実践理性批判』『判断力批判』のいわゆる三批判書を発表し、批判哲学を提唱して、認識論における「コペルニクス的転回」を促した。フィヒテ、シェリング、ヘーゲルとつながるドイツ観念論の土台を築いた

中山 元
1949年生まれ。哲学者、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 366ページ
  • 出版社: 光文社 (2011/1/12)
  • ISBN-10: 4334752233
  • ISBN-13: 978-4334752231
  • 発売日: 2011/1/12
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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By 古本屋A トップ1000レビュアー
ここから理性に関する部門。カントでは、知性(悟性)は経験(対象)の認識と判断の領域。知性の場合は、経験が基盤になるので、必ず「根拠」を問われることになる。根拠(条件)は、そのもっと基盤となる根拠へと遡及される。原因―結果の系がまさしくそれで、知性は、この系列を扱う領域。しかし理性は、このような一切の制約をもたない究極の物(理念)を求め、それを得ることで、知性界の系列も完結させる。別言すれば、理性とは、理念(無制約なもの)を見出し、原理を建てる能力ということのようだ。たしかに、「知性」を普通の意味の「理性」と考えてしまって、その確からしさだけ問うように見えるのは後年の論理主義、実証主義がそうで、視野狭窄的且つどこか現実の人間能力とは異なるいかがわしさがあるので、カントの理性の示唆は、とても視野が開け受け入れやすいようにも思える。が、しかし、果たして知性や理性がそのように分かれるものなのか、ぼんやりしたものも残る。翻訳者は、表題の「純粋理性批判」の「理性」はここで検討される理性よりも広い意味で、知性や感性を包摂する、と巻末の解説で述べている。そうかもしれない、とも思うのだが、、微妙で、カント自身、翻訳者の言う狭義の「理性」を表題にしているような気もする。事実、これからは理性の不可避的な踏み外し、「誤謬推理」の種類が説明されて、「理性の失敗談」が話の中心になってしまうかのようだ。「批判」とはこの件ではないかとも思う。この巻は、独特のわかりにくさがあるのだが、前の巻までは「経験」をイメージしながら理解できるが、ここでは、著者自ら言うとおり、もはや「経験」から離れた能力の運用の検討に入るので、題材がイメージしにくいところがある。分かりやすい翻訳を持ってしても、たとえば、デカルトの「われ思う」の命題に対するカントの解釈もとても難解なものだ。だが「哲学」の本来の領域に入ったとも言える。総じて最後に付録されている「初版」が直截で分かりやすく、それは、いままでの巻でもそうであった。種々の誤解や拡大解釈への防御的な「第2版」は筋が見えにくい。できれば、まず初版を先に読んだほうがよいかもしれない。
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3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ヒデボン VINE™ メンバー
 第4巻からは、超越論的な弁証論。人間の霊魂の不死、人間の意志の自由、そして神の存在という3つの弁証論的な推論のうち、本書では霊魂の不死が「批判」される。

 デカルトが精神と物質を二つの実体として規定したことで、心と身体がどのように相互に関係を持つことができるかという形而上学の難問を提示した。ここからカントの「批判」が始まる。

 さらにタイトルリストにある「人間の使命」の部分。ここで生物のうちで人間だけが例外的な存在であることを規定する原理として「道徳」が論じられる。人間のうちにある道徳的な原理に基づいて、来世の存在を想定する・・・・・ここは考える部分だ・・・・・

 本書も「解説」から読み始めて、本文に戻る事によって理解が深まる。しかし、本書が膨大な「純粋理性批判」のどの部分に該当するのか、今どこを読んでいるのか、こんがらがってくる事があるが、光文社のサイトから著者が作成した「タイトル・リスト」をダウンロードできるので、これを眺めれば一目瞭然である。
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