「もやしもん」の石川氏が新たに生み出したのは、中世ヨーロッパが舞台のファンタジー。
純潔(処女)であり魔女であるマリアと、使い魔である淫魔の視点によって、当時の社会状況が描かれております。
まず、マリアのキャラがとても立っていて、読んでとても楽しい。
淫魔やドラゴンを送り込み戦場を混乱させる彼女自身は処女でウブな上、エロ事情には興味深々。
(淫魔との掛け合いはかなり面白い。「処女なんか欲しけりゃ犬にでも…」のくだりは衝撃的でしたw)
自信の周りで起きる戦いを見るのが嫌で、自分の力をもって止めようとする。突き詰めて言えば、要はワガママなんですね。
(それらの行動のせいで、後に大変なことになりますが)
…など、架空の存在(実際にそう呼ばれてた人がいるだとか、そういうのはさて置き)である魔女が、身近な存在として描かれており、そのギャップも相俟ってとても親しみやすい。
中世ファンタジーですが、時折現代風の表現が見られる場面もあります。しかし、それでも全く違和感を出させないのが流石石川氏の手腕。とても読みやすいです。
「もやしもん」でお馴染みのユルいテンポや変な動物(笑)も登場し、「もやしもん」が好きな方ならとても楽しく読める作品だと思いますよ^^
ただ、直接的な表現はないものの、ちょいと過激(エロいw)シーンもあったりするので、お子様はご遠慮下さいませw