魔女マリアは時に迫害されるが人を助ける、「魔女」としても異端の存在。
神(の意思の体現者)は信仰者である地上の人々を助けない上、冷徹にマリアを妨害する。
そんな中マリアはどう行動するか、と言うお話の2巻目です。
1巻目は伏線をちりばめつつキャラ紹介と、マリアの「純潔」に枷をはめるとこまででしたが
この2巻目で話は大きく動きマリアの考えやお目付け役のエゼキエルの考え方等が次第にはっきりと
していき、終盤の「戦場にいる人々」の心の描写から2巻ラストへのつながりは圧巻の一言。
神は本当に正しいのか、マリアは本当に正しくないのか。登場人物たちの迷いと行動と
その結果が見事に描かれていてキャラの変化が自然で説得力があっていいですね。
鎧や戦争の形式、技術発展なども緻密に描き込まれており非常に密度の濃い作品。
時折描写されるギャグも面白く先へ、先へとスラスラ読めます。
若干アダルトな作風の為見る人を選ぶでしょうが、皆様にぜひ読んでいただきたい作品です。
※言葉ではちょこちょこありますがアダルトなシーンそのものはありません。
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限定版特典の小冊子についてですが、まず漫画本編とは逆で左から右へ読む形式なので注意。
本編フルカラーの62ページほどでキャラの設定画から雑誌掲載のイラスト、絵のコメント、
ブログ寄稿文、描き下ろし、初出のもの、と数多くあり巻末には「10年位前に描こうとした
純潔のマリアの原型とも言える作品」のラフの抜粋があり興味深いです。
後書きにて「純潔のマリアの設定はこれに載っているので全て」とありますので
作品のファンの方は限定版のほうを手に取ってみてはいかがでしょうか。
なお2巻通常版表紙イラストも収録されているので限定版だけ買った方も安心。
小冊子も内容だけでなく装丁がよく減点しようがありません。文句無し☆5。