美大の写真科・篠原亮祐×サラリーマン・小井博巳のお話。
亮祐はコンビニでバイトをしていて、そこに毎回弁当を買いに来ていた博巳のことを美人だなと以前から思っていました。
そんなある日、酔って具合の悪くなった博巳を介抱してあげた亮祐は、大学の教授から出された課題(人物)のため博巳にモデルを頼みます。
それから博巳を撮って博巳のことを知るにつれ、博巳を好きだと感じ、恋に落ちてしまった…という流れです。
このお話、前編が「純愛ポートレイト」後編が「熱愛モーションブラー」になっているのですが、なんか前編と後編では攻めの亮祐のキャラが違う?
前編では、会社で上司に嫌がらせを受けていた博巳を守るため、裏から手を回して相手の弱みを握るといったような、したたかで年の割には世慣れた面を見せる亮祐でした。が、後編はなんだかヘタレ?っぽくなってたような…
後編では博巳から別れを切り出されてしまいます。
セックス後の気だるげな姿を写真に撮られ、その写真が賞を取ってしまったため、博巳は亮祐のモラルの低さと遊んでいた亮祐の過去を静かに叱り諭します。
モラリトアムの中にいる学生特有の甘えを、博巳は亮祐のために許さなかったのかな?
いやでも、本気で好きになった人にフラレてしょげる亮祐は可愛かったです。ヘタレわんこってかんじで。…で、結局は色々誤解もあって、二人はヨリを戻してめでたしめでたし。
こう書いてはありがちなBLだと思われてしまいそうですが、私は博巳に好感が持てたので☆五つ。ちゃんとした社会人で、別れを切り出す理由もわかるし、リアルな同性同士の恋愛が書かれているなと。
あと前編と後編で何が一番違ったかというと、やっぱりHシーンの亮祐だと思います。
前編、博巳との初めてのセックスでは博巳を翻弄するってかんじだったのに、後編では亮祐の方が喘いでた…。喘ぐ攻めもなかなか…。よっぽどもう一度博巳を抱けたことが嬉しいんだなぁというのが伝わってきました。
分厚くて、Hシーン重視ではなく(濃かったけど)そこまでの過程とその後がしっかりと書かれているので、読み応えがある作品でした。