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紅顔 (中公文庫)
 
 

紅顔 (中公文庫) [文庫]

井上 祐美子
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

歴史に秘された純愛を描く傑作。
最大の裏切り将軍呉三桂と美女円円。清新な筆力が躍る明末の激動と純愛!

明の末期、呉三桂は、明を倒して都を占拠した李自成軍に妾の陳円円を奪われたと聞き、守っていた山海関を開き清軍を招き入れた。結果、彼は売国奴との汚名を残し、円円は傾国の美女の名を留めることとなる。
この物語の準備をする過程で、私は呉三桂という人物に惚れてしまったらしい。私は失敗をし悪事を働いた(とされる)人間の、その悪さや弱さの方をいとおしく感じてしまう。気がついたら、大望を抱いて破滅する男の物語を書いていた。
女は品行方正な正義の味方にばかり惚れるわけではない。『紅顔』は、私が初めて書いた純愛小説と言わせてもらおう。──井上祐美子

--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

明の勇将・呉三桂は、李自成軍が都を占拠したと知り、清軍に山海関を明け渡し北京を奪還した。そこで待っていたのは、死んだはずの側室・円円。帝位への野心を胸に秘めた男と、恋心を瞳に宿した女は、二人の夢を抱いてともに歩みはじめた―売国奴と呼ばれた武将と傾国の美女の愛、そして激動の明末清初を描く歴史長篇。

登録情報

  • 文庫: 313ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (2008/09)
  • ISBN-10: 4122050464
  • ISBN-13: 978-4122050464
  • 発売日: 2008/09
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 497,177位 (本のベストセラーを見る)
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
長嘆あるのみ 2008/9/25
形式:文庫|Amazonが確認した購入
これほど艶麗に男女間の心のやり取りを活写されると,骨を抜かれた気分になる.これは歴史と心理の両面に亘って大変な傑作である.明末-清初の武将呉三桂とその愛人陳円円の二人の行動は,他人にはどう見えようが自らの思う所に従って行動して筋の通ったものだった.作者は呉三桂に強い思い入れを以て接し,陳円円はあたかも恋敵のようである.呉三桂は明の滅亡を防ぐべく折しも北京目指して行軍中の清の摂政ドルゴンの軍の助力を求めて,逆にドルゴンの配下にされてしまう.北京では,はぐれた陳円円をドルゴンから受取る羽目になり,頭が上がらなくなる.その後清軍の名将として中華奥地を転戦するが満足できない.円円が彼を帝王の器と見ているからだ.ドルゴンの早世後,康熙帝にドルゴンの生れ変りを見たと思った彼は,叛して大周皇帝を名乗って死ぬ.円円の死は象徴的に示される.標題の紅顔は詩に歌われた美女円円を指す.なお,ドルゴンの肖像についても,作者の '海東青' よりこの作の方が生き生きしている.
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『紅顔』 2008/10/24
By 斥奉
形式:単行本
呉三桂と陳円円の交わりを通して明末から清初の激動を描いており、とても分かり易い内容でした。
展開の複雑な時期だけに内容もフィクション性が強いのですが、このような構成にしてもらった方が把握し易く、個人的には評価したいです。
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