登録情報
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
中国古典小説の名作を題材にした幻想ミステリー,
By 佳少爺 "Jia-(shao)-ye" (東京都目黒区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 紅楼夢の殺人 (本格ミステリ・マスターズ) (単行本)
本作は、中国の四大小説の1つである「紅楼夢」を題材に、その設定や登場人物をそのまま用いて長編ミステリーに仕上げたものです。作中、「紅楼夢」の名場面などもさり気なく組み込まれており、原作の雰囲気が巧く活かされていると思います。主人公は元勲貴顕の名家に生を受けた絶世の美少年で、やはり美しい幾多の姉妹・従姉妹たち共に、贅と風流を尽くした庭園邸宅「大観園」で華やかな暮らしを送っています。永遠に続くかと思われた華やかな日々ですが、「大観園」の内外では様々な思惑と愛憎が渦巻いており、謎と悲劇が打ち続くなか、彼らの生活も徐々に変化を遂げていきます。 原作とも言うべき「紅楼夢」そのものは、大部で登場人物も多い上、清代中国の風俗習慣などを詳述したり、話が詩詞の評論に及んだりするといったヤッカイな小説です。文学的価値の高さは誰しも認めるものの、とにかく取っ付き難いので、我が国では必ずしも多くの人々に愛読されるところとはなっていません。その「紅楼夢」を本作のように「俗」な形でリメイクすることについて違和感を覚える向きもあるかもしれません。他方、あの難しい原作をいきなり読むのもキツイ話で、その前に、本作のようなカジュアルなものを入門書代りに楽しく読んでおくというのも良い考えかも知れません。また、原作との関係云々といった無粋なことは置いておいて、純然たるミステリーとしてもそこそこ楽しく読めます。 いずれにしても、「紅楼夢」の原作に興味がある人にもない人にも、一読をオススメしても良いかなと思うような本です。
11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
痛快!,
By
レビュー対象商品: 紅楼夢の殺人 (本格ミステリ・マスターズ) (単行本)
『三国志』『水滸伝』『金瓶梅』は、一応読んだ。三国志も水滸伝も大好きだ。でもどういうわけか、『紅楼夢』は未読だった。知らなかった。 こんなに面白い話なら、さっさと読んでおけば良かった! 舞台は都、比類なき栄耀栄華を誇る賈(か)氏の館、寧国邸・栄国邸。その中に造園された、『大観園』なる広大無比かつ美麗極まりない庭園に、一族のうら若き美姫たちとその侍女たち、それから一族きっての変わり種で父親の頭痛の種たる美少年、賈宝玉が住まいを与えられたことから物語は始まる。 宝玉少年は「女児のからだは水でできているが、男児のからだは泥でできている」などと言ってはばからず、男子にしては華麗な衣服にその麗質をつつみ、日がな一日少女たちの守護役として『大観園』で詩作と少女たちとのおしゃべりに時を費やすというありさま。つまりは『大観園』というのは、砂糖菓子でできたような美しい少女たちの、この世の楽園なわけであります。 ごひいきの美少女が殺されては「ぎゃっ」と叫びながら、キャラ萌えにはまるもよし、「公案」などという聞きなれぬ言葉に魅力を感じて、中華四千年の歴史に思いを馳せるもまたよし。トリック満載、不可能興味満載。本邦メタ・ミステリきっての痛快作です。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
幻想的,
By
レビュー対象商品: 紅楼夢の殺人 (文春文庫) (文庫)
中国四大奇書の一つ『紅楼夢』の登場人物や舞台はそのままに、ミステリーの要素を加味した幻想的な作品です。 賈宝玉と頼尚栄を探偵役として、本来の物語では殺されるはずの ない人たちが次々と殺されていき、その度に奇怪なことが起きます。 文体が中国風で、すごく雰囲気が出てました。 全てが解決し終わると、なるほど、と納得できる結末でしたが、 ラストの部分は、なんだかぼんやりとしてしまいました。 中国の名前に馴染みが薄いので、覚えるのが大変でしたが、最初から 最後まで楽しめる作品でした。
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
最近のカスタマーレビュー |
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|
|