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紅楼夢の殺人 (文春文庫)
 
 

紅楼夢の殺人 (文春文庫) [文庫]

芦辺 拓
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

80周年記念出版 栄華を極めた人工空間・大観園で殺人が!
中国きっての奇書『紅楼夢』の世界を背景に、貴公子や美少女ら多彩な人々が栄華から没落へ向かう大邸宅で繰りひろげる神秘の殺人劇 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

ところは中国、栄華を極めた大貴族の邸内に築かれた人工庭園「大観園」。類稀なる貴公子と美しき少女たちが遊ぶ理想郷で、奇々怪々な連続殺人が勃発します。衆人環視の中で消え失せる犯人。空を飛ぶ被害者…。中国最大の奇書『紅楼夢』を舞台にした絢爛たる犯罪絵巻は、中国古典ファンも必読の傑作ミステリー。

登録情報

  • 文庫: 452ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2007/08)
  • ISBN-10: 4167738015
  • ISBN-13: 978-4167738013
  • 発売日: 2007/08
  • 商品の寸法: 15 x 10.8 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
 本作は、中国の四大小説の1つである「紅楼夢」を題材に、その設定や登場人物をそのまま用いて長編ミステリーに仕上げたものです。作中、「紅楼夢」の名場面などもさり気なく組み込まれており、原作の雰囲気が巧く活かされていると思います。
 主人公は元勲貴顕の名家に生を受けた絶世の美少年で、やはり美しい幾多の姉妹・従姉妹たち共に、贅と風流を尽くした庭園邸宅「大観園」で華やかな暮らしを送っています。永遠に続くかと思われた華やかな日々ですが、「大観園」の内外では様々な思惑と愛憎が渦巻いており、謎と悲劇が打ち続くなか、彼らの生活も徐々に変化を遂げていきます。
 原作とも言うべき「紅楼夢」そのものは、大部で登場人物も多い上、清代中国の風俗習慣などを詳述したり、話が詩詞の評論に及んだりするといったヤッカイな小説です。文学的価値の高さは誰しも認めるものの、とにかく取っ付き難いので、我が国では必ずしも多くの人々に愛読されるところとはなっていません。その「紅楼夢」を本作のように「俗」な形でリメイクすることについて違和感を覚える向きもあるかもしれません。他方、あの難しい原作をいきなり読むのもキツイ話で、その前に、本作のようなカジュアルなものを入門書代りに楽しく読んでおくというのも良い考えかも知れません。また、原作との関係云々といった無粋なことは置いておいて、純然たるミステリーとしてもそこそこ楽しく読めます。
 いずれにしても、「紅楼夢」の原作に興味がある人にもない人にも、一読をオススメしても良いかなと思うような本です。
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11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
痛快! 2004/5/29
By kazuyo
形式:単行本
『三国志』『水滸伝』『金瓶梅』は、一応読んだ。三国志も水滸伝も大好きだ。
でもどういうわけか、『紅楼夢』は未読だった。知らなかった。
こんなに面白い話なら、さっさと読んでおけば良かった!

舞台は都、比類なき栄耀栄華を誇る賈(か)氏の館、寧国邸・栄国邸。その中に造園された、『大観園』なる広大無比かつ美麗極まりない庭園に、一族のうら若き美姫たちとその侍女たち、それから一族きっての変わり種で父親の頭痛の種たる美少年、賈宝玉が住まいを与えられたことから物語は始まる。

宝玉少年は「女児のからだは水でできているが、男児のからだは泥でできている」などと言ってはばからず、男子にしては華麗な衣服にその麗質をつつみ、日がな一日少女たちの守護役として『大観園』で詩作と少女たちとのおしゃべりに時を費やすというありさま。つまりは『大観園』というのは、砂糖菓子でできたような美しい少女たちの、この世の楽園なわけであります。
ところがこの麗しいパラダイスに連続して発生する、悲惨な殺人事件……。
何しろこれだけたくさんの美女と美少女が登場しながら、みんなそれぞれに個性的かつ魅力的というのがすごい。それから彼女たちが惜しげもなく殺されていくところがまた……ああ、もったいない。

ごひいきの美少女が殺されては「ぎゃっ」と叫びながら、キャラ萌えにはまるもよし、「公案」などという聞きなれぬ言葉に魅力を感じて、中華四千年の歴史に思いを馳せるもまたよし。トリック満載、不可能興味満載。本邦メタ・ミステリきっての痛快作です。
文藝春秋80周年記念出版、『本格ミステリ・マスターズ』の一冊。

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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
幻想的 2008/1/12
形式:文庫
中国四大奇書の一つ『紅楼夢』の登場人物や舞台はそのままに、
ミステリーの要素を加味した幻想的な作品です。
賈宝玉と頼尚栄を探偵役として、本来の物語では殺されるはずの
ない人たちが次々と殺されていき、その度に奇怪なことが起きます。
文体が中国風で、すごく雰囲気が出てました。
全てが解決し終わると、なるほど、と納得できる結末でしたが、
ラストの部分は、なんだかぼんやりとしてしまいました。
中国の名前に馴染みが薄いので、覚えるのが大変でしたが、最初から
最後まで楽しめる作品でした。
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投稿日: 2008/1/22 投稿者: 若村さき
独特の世界を楽しんでください。
中国四大奇書に並ぶ評価をされている「紅楼夢」を題材にし、その名場面を上手く散りばめ探偵小説として仕上げています。... 続きを読む
投稿日: 2007/9/22 投稿者: oasis
一読する価値ありです。
私は昔からの紅楼夢ファンで、この本はミステリー仕立てというところに好奇心を掻き立てられた衝動買いでしたが、買って大正解だったと思います。... 続きを読む
投稿日: 2005/11/13 投稿者: chococo
神秘の殺人劇?
高校生の時に「紅楼夢」にハマり、甘く退廃的な雰囲気に酔いたく、その後幾度も読み返しております。... 続きを読む
投稿日: 2005/2/17 投稿者: とりこっこ
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