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30 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
あえてアニメや特撮を題材に,
By
レビュー対象商品: 紅一点論―アニメ・特撮・伝記のヒロイン像 (ちくま文庫) (文庫)
アニメの批評や特撮の批評というのは一種の閉鎖社会です。こうした閉鎖社会に、アニメや特撮にとくに詳しいわけでもない斎藤美奈子さんが果敢にいどんだことをまず評価すべきでしょう。斎藤美奈子さんの批評は、あくまで理知的で議論の筋道もしっかりしていて、とても読みやすいです。あまりにもすっきり話が進むので、読む人によっては大事なことが論じられていないという異論もでるのも仕方のないことかもしれません。たしかに、宮崎アニメを論じたところではやや強引な部分もありましたが。 重要なのはアニメや特撮から伝記まで、子供の接する主要なメディアが、かくもステレオタイプに乗っかかった女性の描き方しかしてこなかった、という点です。こうした論旨そのものはすでに他にもあったかもしれませんが、この本の優れている点はそうした問題を楽しめる読み物として提示したことにあるでしょう。お堅いフェミニズムの研究論文は読む気がしなくても、斎藤美奈子さんの本でしたら誰もが気軽に読めるようになっています。
32 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
面白い!,
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レビュー対象商品: 紅一点論―アニメ・特撮・伝記のヒロイン像 (ちくま文庫) (文庫)
「妊娠小説」も面白かったが、こちらもとても面白く読めた。TVアニメを見て育った世代としては、なるほどと頷ける指摘 も多い。特に「ヤマト」「ガンダム」「エヴァンゲリオン」の3大 アニメについての分析が楽しめた。しっかり見てますね。 児童を対象にした伝記ものについても、目からウロコでした。 これまでの日本の男性中心の視点では世の中無理がきているのかも。
46 人中、35人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
オタクのみんな、読もうね。,
By カスタマー
レビュー対象商品: 紅一点論―アニメ・特撮・伝記のヒロイン像 (ちくま文庫) (文庫)
「男の子の国はおもちゃ屋さんと同盟を結んでいるので異常な軍拡志向である」くすぐりの利いた文体が楽しい評論。フェミニストの闘士が社会の誤謬を糾弾するような内容ではありません。「未来少年コナン」「風の谷のナウシカ」「もののけ姫」のヒロイン分析を通じた宮崎駿の「勘違い」の指摘は、意外な視点からのとてもわかりやすいものです。宮崎礼賛の風潮のなかでは貴重な意見だと思います。 現実の社会、とくに会社という組織の中はもはや「紅一点」の時代ではなくなってきました。男の中に例外的に仕事のできるエリート女性あるいはセクハラの対象となる補助職員がいる図式ではなく、普通に総合職を選んで結婚せずに働く女性が増えました。そこにはどんなストーリーが生まれるのでしょうか? 21世紀のアニメの世界が楽しみになりますね。
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