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14 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
ロミオ+ジュリエット=チョー天然な愛すべきバカップル!,
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レビュー対象商品: 約束はエメラルドの航路に (ヴィレッジブックス) (文庫)
ジュリー・ガーウッドのリージェンシー・ロマンス第三弾。海賊稼業から足を洗ったヒーロー:ネイサン(28歳)は、14年前に国王によって仇敵家同士で幼結婚させられた妻のヒロイン:サラ(18歳)を攫うべく、夜陰にまぎれて邸に赴きますが、そこからサラの天然も天然ぶりっな行動に、思わず影から手助けするハメに。囚われた叔母を救出し、向かうは海の彼方!さて、この結婚の行き着く先は?まず、ヒロインのサラが、かっわいい。 これまでのヒロインとは違い、涙もろく、そして、超ド級に、天然。 サラと、サラの5本のパラソルがネイサンの船にもたらす、数々のすんごい大騒動ってば。 本人は全く自覚がないのですが、台風そのもの。 彼女が動けば、強面の船員たち、脳震盪でぶっ倒れ、食中毒にやられ、マストは倒れ、ボヤな火事、海賊に乗っ取られかけ(いや、これは違うか)…。 荒くれものの元海賊たちが、魔除けと称してニンニクを首からぶら下げるくだり、最高でした(笑)。 なんちゅー、無敵のトラブルメーカーヒロイン! そしてネイサンは悟るのでした。 「世界から彼女を守るのではなく、彼女から世界を守らなければならない」と(大笑)! 実はヒロインにメロメロなネイサン。サラが何をしでかしても、スリスリされると怒り持続不可能。 ナンテコッタイ! そんなネイサンによるサラへの愛称(呼称)は、「くそっ、サラ」(大爆笑)。そうです。ロマンスにほとんどついてくる、例の「ダーリン」や「カップケーキ」「マイ・ラブ」「スイートハート」…ではなく! そうだっけ?と読み返してみたらば。出るわ、出るわ(笑)。いたる所で、「くそっ、サラ」発見。 サラの愛を取り戻そうと、ネイサンが必死になって「サラがネイサンに呼んでほしい」愛称候補を紙に書きつけるあたり、あまりにもヒーローが健気で、腹をかかえて笑ってしまいました。いやはや…これがあのペイガンだとは、いやはや。 超!仇敵の家同士による、しかも英国王による強制婚姻による「ロミオとジュリエット」は、かくも素晴らしいバカップルを生み出してしまったのでした。チャンチャン♪ で。 ヒーローとヒロインはかわいらしく、二人を取り巻く脇役さんたちも、楽しいんですが。 が。 楽しいだけで、終わってしまいましたネ…。 話が軽いっ。ジュリー・ガーウッドの話が、軽いなんてっ。 確かに、両家の本気の直接衝突が見られなくて残念、とか。前半船の上、後半ネイサンの悶々たる姿にきっぱり構成が分けられてて、なんだかバランス悪くないか、とか。個人的に、あら、なかったのね、あら、残念…と思う部分は大きいのですが、まあ、それはおいといて。 この場合の「話」というのは、ヒーローとヒロインの間の台詞のこと。とにかく台詞が多くて、邪魔!最初の80ページなんか、最高(船に乗り込むまで)だったのに、二人が結婚を遂行するために話し始めてからは、退屈。ここらへん、ちょっとテンポ悪くて、うーん、もったいないなあ。ジュリー・ガーウッドお決まりの台詞流れではありましたが、あんまりゆっつらと話し続けるもので、そこんとこ、ちょっとしつこいかんじ。 次作は、ケインの弟のコリンだとか。彼のキャラは本人いわく「礼儀担当」。無骨もの勢揃いのヒーローの中でも異色とも言える、この今までにないヒーロー、楽しみです。
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