大長編の徹夜本。価値ある一冊!
相容れぬ者たちが共に生きるため、男は静かに立ち上がる。
農作物を荒らす、人に危害を加える──など、野生動物被害を調査し対応する公的機関「野生鳥獣保全管理センター」。
その八ヶ岳支所に出向した環境省エリート役人、七倉。
自然に満ちあふれ、のどかに見えるこの地で彼を待っていたのは──。
腰掛け人事、と冷ややかに彼を見る部下たち。
猟を法で規制され爆発寸前のハンター。
密猟でもいい。作物を荒らす「害獣」を殺して欲しいと願う農家。
ヒステリックな動物愛護団体。
親の利害関係が生み出す子供のいじめ。
さらに。
ヒトを「エサ」だと認知し、襲い始めた巨大野生動物。
人間の心の闇が生み出した死亡事件。
四面楚歌のこの地に、孤独癖のある娘と二人でやってきた七倉がなすべきこととは?
山積する難問題に真摯に向き合う男の静かなる決意。日常生活の愛おしさ。家族愛。そして息を呑むアクションシーン。
興奮と感動の書下ろし一大巨編!
実力派作家の才、ここに開花。
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